【見本付】職務経歴書の書き方と5つのコツ!初めての転職でも簡単に作成できる

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【見本付】職務経歴書の書き方と5つのコツ!初めての転職でも簡単に作成できる
  • 初めての転職で職務経歴書に何を書けばいいか分からない
  • 見本を見ながら職務経歴書を作成したい
  • 採用担当者に好印象を与える職務経歴書を作成したい

履歴書とは違い、職務経歴書はレイアウトが自由です。初めて職務経歴書を書くとき、書き方に迷ってしまう人は少なくありません。

この記事では、職務経歴書の書き方を見本付きで解説します。記事を参考にすれば、魅力的な職務経歴書を作成できます

自己分析・企業分析を行った上で職務経歴書を作成しましょう。企業が求めるスキルと自分の強みをうまくマッチさせることが書類選考突破のコツです。

職務経歴書とは?

職務経歴書はあなたの経験とスキルを応募企業に伝えるための書類です。プロフィールを記載する履歴書とは役割が違います。
» 履歴書と職務経歴書の違い

職務経歴書の書き方

職務経歴書の書き方

職務経歴書の書き方を順に解説します。

タイトル・日付・名前

職務経歴書の一番上中央に「職務経歴書」とタイトルを書きます。既存のフォーマットを使う場合は、すでに記載されているはずです。

タイトルの少し下、右寄せで日付と名前を書きます。名前はフルネームで書いてください。

記入する日付は提出方法によって違います。

  • 郵送の場合:ポスト投函日
  • 面接に持参する場合:面接日
  • メールで送付する場合:メール送信日

年号は西暦・和暦のどちらでも構いません。ただし、履歴書など他の応募書類と統一してください。
» 履歴書の年・年号の正しい書き方

職務要約

日付と名前の次には「職務要約」と見出しをつけて、キャリアを簡潔にまとめた文章を書きます。応募企業にアピールできる内容を3〜5行、200〜300文字で記載してください。職務要約にはアピールポイントを目立たせる役割があります。
» 職務経歴書の「職務要約」の書き方と例文

採用担当者
採用担当者

職務経歴書のすべてに目を通せない採用担当者に、あなたの魅力をうまく伝えてください。

職務経歴・業務内容

「職務要約」の下には、在籍していた企業の「職務経歴・業務内容」を記載します。まず枠外に以下の項目を記入してください。

  • 会社名
  • 事業内容
  • 会社概要(資本金・従業員数など)

» 職務経歴書の「事業内容」の書き方と例文

枠内には期間ごとに、あなたが行ってきた業務内容を記載します。以下の項目を簡潔に記載しましょう。

  • 勤務期間
  • 配属部署
  • 担当した仕事
  • 実績

» 複数社に転職した場合の職務経歴書の書き方

企業名が変わった場合

在籍した企業の名称が変わっている場合は、()で旧社名または新社名を記載してください。
例:〇〇株式会社(旧:△△株式会社)

活かせる知識・スキル

「職務経歴・業務内容」の次には「活かせる知識・スキル」を記入します。スキル名を記載した上で、簡潔に詳細を書いてください

活かせる知識・スキルに書くべき内容の具体例は以下の通りです。

  • 語学力
  • パソコンスキル
  • ビジネスマナー
  • ビジネススキル
  • コミュニケーション能力

活かせる知識・スキルは、応募先企業にマッチさせるのがコツです。「役に立つ」と採用担当者に感じさせられれば、書類選考突破の可能性が上がります。
» 職務経歴書の活かせる知識・スキルの書き方

資格・免許

「活かせる知識・スキル」の下には「資格・免許」を書きます。資格・免許名と取得日を記載してください。

資格・免許名は正式名称で記載します。「英検」ではなく「実用英語技能検定」と書いてください。
» 資格や免許の正式名称と正しい書き方

職務経歴書に書く資格・免許は、履歴書と統一します。内容に相違があると、採用担当者が不審に思うからです。
» 履歴書の資格・免許欄の正しい書き方

資格・免許が多い場合は、応募先企業への関連性を重視して厳選します。書ける資格・免許がない場合は「特になし」と書いてください。
» 【見本付】職務経歴書の資格・免許の書き方

自己PR

「資格・免許」の次に「自己PR」を書きます。自己PRは採用担当者が注目する重要な項目です。

自己PRを書くときは以下のポイントを押さえましょう。

  • 分かりやすく書く
  • 200〜300文字で書く
  • 具体例を挙げながら書く
  • ポジティブな表現で書く
  • 自慢と捉えられない書き方を意識する

魅力的な自己PR文を書くためにも、これまでの経験やエピソードを書き出しておくのがおすすめです。書き出した中から、応募企業にマッチする経験・エピソードを書きましょう。
» 書類選考に受かる自己PR文の書き方

志望動機

「自己PR」の後に「志望動機」を書きます。200〜300文字を目安に、応募先企業を選んだ理由を書いてください

職務経歴書には志望動機を書かなくても問題ありません。しかし書くことでメリットが多いため、できるだけ書くことをおすすめします。

職務経歴書の志望動機は、以下の順で書きましょう。

  1. 前職で生まれた願望
  2. 応募先企業で叶えられること
  3. 応募先企業へのメリット

どの企業にも当てはまる志望動機を書いてはいけません。応募先企業にしか当てはまらない具体的な志望動機を書いてください。
» 【例文付】職務経歴書に志望動機を書く理由

退職理由・転職理由

最後に「退職理由・転職理由」を書きます。退職理由・転職理由は、基本的に以下の通り記入してください。

自己都合の場合
「一身上の都合により退職」
会社都合の場合
「会社都合により退職」
契約満了の場合
「契約期間満了につき退職」

前職を短期間で退職しているなら、退職理由を詳しく書きます。採用担当者が気になるポイントです。

転職回数が多い場合
「キャリアアップのため退職」など
前職をすぐ辞めた場合
「海外移住のため退職」など
職歴にブランクがある場合
「資格取得のため退職」など
職歴に一貫性がない場合
「プログラマーに転職するため退職」など
採用担当者
採用担当者

在職中など、過去に在籍した会社がなければ書く必要はありません。

» 職務経歴書の退職理由・転職理由の書き方

職務経歴書を書くために必要なこと

職務経歴書を書くために必要なこと

魅力的な職務経歴書を書くためにも、以下の3つを行いましょう。採用担当者に魅力が伝わりやすくなります。

  • 自己分析
  • 企業分析
  • 業界分析

自己分析

自己分析をしておくと、職務経歴書をスムーズに書き進められます。自分の強みを正しく理解できるからです。

これまでの経験やスキルをまとめてみてください。まとめた中から、応募先企業にマッチする内容を職務経歴書に記載していきます。

キャリアの棚卸しをすることで、今まで気づかなかった強みを見つけられる可能性も高いです。採用担当者へ存分にアピールするためにも、自己分析を行いましょう。
» 転職に成功する自己分析のやり方

企業研究

魅力的な職務経歴書を書くためにも、企業分析を行いましょう。企業分析をすれば、自分の強みと応募先企業の接点を見つけられます

企業が求めることを把握した上で職務経歴書を書くことは大切です。応募先企業がどのような人材を採用したいのか考えてみてください。
» 転職に成功する企業研究のやり方

採用担当者
採用担当者

企業のニーズに合った経験やスキルをアピールすることで、書類選考を突破できる可能性が上がります。

業界研究

自己分析・企業研究とあわせて、業界研究も行いましょう。業界研究を行うことで、説得力のある自己PRや志望動機を書けます

以下のポイントを押さえて、職務経歴書を書いてみてください。

  • なぜこの業界を選んだのか?
  • 業界で成し遂げたいことは何か?
  • この業界に興味を持ったきっかけは?

業界研究は視野を広げることにも役立ちます。業界研究を行った上で、魅力的な職務経歴書を書きましょう。
» 転職に役立つ業界研究のやり方

職務経歴書のフォーマット

職務経歴書のフォーマット

職務経歴書のフォーマットは主に3つです。キャリアや状況にあわせて使い分けましょう。一般的には編年体形式を使います。

  • 編年体形式
  • 逆編年体形式
  • キャリア形式

編年体形式

編年体形式

編年体形式は、職務経歴書でもっとも一般的なフォーマットです。経験やキャリアを時系列で書いていきます。

履歴書の学歴・職歴欄と照らしあわせやすいことがメリット。採用担当者も慣れており、指定がないなら編年体形式を選んでおけば間違いありません。

逆編年体形式

逆編年体形式

逆編年体形式は、経験やキャリアを遡りながら記載するフォーマットです。直近の職歴をアピールしたい場合に使いましょう。

転職回数が多くさまざまな仕事を経験してきた場合、応募先企業と関連性の低い職歴もあります。しかし現在または前職が応募先企業の仕事内容と近いなら、逆編年体形式を使うとアピールしやすいです。

キャリア形式

キャリア形式

キャリア式は時系列ではなく、業務経験やプロジェクトごとにまとめるフォーマットです。転職経験が多く、さまざまな経験をしている人はキャリア式を使いましょう。キャリア式では実績や積み上げたキャリアを確認しやすいです。

採用担当者
採用担当者

キャリア式は転職回数が多くても目立たないメリットもあります。

印象の良い職務経歴書を作る5つのコツ

好印象を与える職務経歴書を作成するにはコツがあります。以下の5つを押さえて採用担当者にアピールしましょう。

  • 簡潔にまとめる
  • 読みやすい文章を書く
  • 具体的な数字を交える
  • レイアウトを見やすくする
  • 応募企業にあわせた内容を書く

簡潔にまとめる

印象の良い職務経歴書を作る5つのコツ:簡潔にまとめる

職務経歴書は簡潔に分かりやすくまとめるのが大切です。採用担当者は多くの応募者を相手にしています。1人に多くの時間はかけられません。

長々しい書き方だと何が言いたいのか伝わりにくくなります。「読むのがめんどくさい」と思わせると印象が良くありません

採用担当者
採用担当者

採用担当者が5分程度で読み終わる文量がおすすめです。

読みやすい文章を書く

職務経歴書に書く文章は読みやすさを意識しましょう。読みにくい文章だと、採用担当者に内容が伝わりにくくなります

誰が読んでも理解できる文章を心掛けてください。難しい言葉を使ったり、遠回しな書き方をしたりするのは避けましょう

丁寧に書いてあると、誠実で意気込みのある人材という印象を与えます。職務経歴書を書き終えたら、採用担当者の気持ちになって読み返してみましょう。

具体的な数字を交える

職務経歴書に書く実績などの自己PR文は、具体的な数字を交えてください。具体的に書くことで、採用担当者がイメージしやすくなります

「頑張って売上を上げました」ではなく「月の売上を〇〇%増加させました」など、数字を用いましょう。採用担当者の興味をそそらせます。

採用担当者
採用担当者

具体的な数字は、説得力や信頼性を上げることにも効果的です。

レイアウトを見やすくする

印象の良い職務経歴書を作る5つのコツ:レイアウトを見やすくする

職務経歴書のレイアウトを見やすくしましょう。レイアウトが見やすいと、採用担当者への印象を良くします

以下を使いつつ、見た目を整えてください。

  • 要約
  • 見出し
  • タイトル

読みやすさは採用担当者への負担を減らします。職務経歴書のレイアウトが見にくいと、採用担当者への印象も悪いです。

応募企業にあわせた内容を書く

職務経歴書は応募先企業にマッチした内容を書きましょう。応募先企業にあわせることで、書類選考突破の確率は上がります

応募先企業と関係のない内容をアピールしても効果はありません。それどころか「会社のことを理解していない」と思われて、印象を悪くします。

採用担当者が会いたくなるような、応募先企業で活かせる経験・スキルをアピールしてください。応募先企業に採用するメリットを感じさせることで、書類選考を突破しやすくなります。

職務経歴書の書き方が不安な場合

職務経歴書の書き方に不安があるなら、転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントは求人紹介だけでなく、書類作成もサポートしてくれます。転職エージェントの利用は完全無料です。
» 転職エージェントおすすめランキング

【状況別】職務経歴書の書き方のポイント

職務経歴書は状況によって書き方が違います。以下の項目から該当する状況を確認してください。

未経験

【状況別】職務経歴書の書き方のポイント:未経験

未経験の業界・職種に転職する場合、職務経歴書には前職から応募先企業に活かせそうな経験・スキルを書きます。未経験でも、仕事に活かせる経験・スキルなら効果的です。

前職の経験・スキルが活かせそうにないなら、ポテンシャルをアピールしましょう。「前職では〇〇に挑戦して成功しました」と書けば「新しいことにチャレンジしても大丈夫」という印象を与えます。

未経験でも採用担当者に与える印象は悪くありません。未経験の人材を採用すると、企業には以下のメリットがあります。

  • 固定観念がなく育てやすい
  • 新しい発想を取り入れられる
採用担当者
採用担当者

未経験でも自信を持って職務経歴書を作成しましょう。

在職中

在職中の場合、職務経歴書の「職務経歴・業務内容」に「現在に至る」または「在職中」と書きます

退職予定日が決まっている場合は「〇月△日に退職予定」と書きます。退職予定日が分からないなら、何も書かなくてOKです。

有給休暇を消化しているときは「現在に至る」または「在職中」だけ書いてください。

第二新卒

第二新卒でも職務経歴書はしっかり書きましょう。前職の勤務期間が短くても「職歴なし」と書いてはいけません。既卒と勘違いされます。

第二新卒で職務経歴書を書く場合、押さえるポイントは3つです。

  • 研修内容を書く
  • 業務内容を書く
  • 仕事で工夫・改善した点を書く

採用担当者が第二新卒者の職務経歴書で見ているのは「どのような研修を受けたか」「どのよう業務に携わっていたか」です。仕事で工夫・改善した点をアピールすれば、第二新卒でも「役に立つ」と認識されます。

派遣社員

【状況別】職務経歴書の書き方のポイント:派遣社員

派遣社員の場合、職務経歴書には雇用形態が分かるように書いてください。以下の3つを記入します。

  • 派遣元
  • 派遣先
  • 雇用形態

派遣社員の場合は「入社」「退社」ではなく「就業」「派遣期間満了」と書きましょう。

派遣先によっては守秘義務があります。守秘義務がある場合は、企業名を書いてはいけません。「大手〇〇企業」のように、曖昧な書き方をしてください。

採用担当者
採用担当者

職務経歴書を書く前に派遣していた企業へ守秘義務があるか確認しておきましょう。

フリーランス・個人事業主

フリーランス・個人事業主の場合、職務経歴書は特に重要です。履歴書からは読み取れない知識・経験を持っているからです。

フリーランスと個人事業主の違い

フリーランスは会社へ属さずに仕事を請け負う「働き方」を意味する言葉。一方で個人事業主は、開業届を出した個人を示す「税法上の区分」です。法人化していない個人事業主は、フリーランスに含まれます。

ポイントは「即戦力として活躍できるか」。採用担当者は実績を見て、会社の役に立てるのか判断しています。

フリーランス・個人事業主の場合、コミュニケーション能力も注目されるポイントです。組織に属さない分、協調性があるのかも見ています。自己PRや志望動機で問題ないことをアピールしてください。

パート・アルバイト経験のみ

パート・アルバイトの経験しかない場合でも、職務経歴書には記載します。応募企業に活かせる内容であれば、十分にアピールポイントとなります。

企業が見ているのは「求める人材であるか」。雇用形態は関係ありません。

パート・アルバイトの経験しかない場合、業務内容だけでなく心掛けていたことを盛り込むのがポイントです。パート・アルバイトでも責任感を持って働いていたことが伝われば、印象は良くなります。

職歴部分には「(パート)」「(アルバイト)」と記載してください。

転職回数が多い

【状況別】職務経歴書の書き方のポイント:転職回数が多い

転職回数が多くても、書き方によっては採用担当者に良い印象を与えられます。採用担当者は転職回数よりも、スキルを重視して選定しているからです。

転職回数が多い場合は、以下のポイントを押さえて職務経歴書を書きましょう。

  • 一貫性を伝える
  • 実績を具体的に書く
  • 身につけたスキルを書く
  • 応募先企業へのメリットを書く
  • ステップアップしている事実を伝える

転職回数が多いと「すぐに辞めてしまうのでは?」と不安に感じる採用担当者もいます。今回の転職に対する熱意を伝えてください。

英語・英文

英語力が必要な企業に応募する場合、英文で職務経歴書を書きます。英語圏では履歴書・職務経歴書の区別がなく、フォーマットが自由です。

しかしベースとなる書き方は存在します。以下3つの様式から選びましょう。

英文での書類作成に慣れていないなら「クロノロジカル・レジュメ」を選んでください。日本語を書いた後に変換しやすくなります。

採用担当者
採用担当者

英語での職務経歴書はパソコンで作成するのが基本です。

【職種別】職務経歴書の書き方のポイント

職務経歴書は職種によって押さえるポイントが違います。職種別に解説するので参考にしてください。

  • 営業
  • サービス・販売
  • 企画・管理・事務
  • IT・Web・エンジニア
  • 製造・建築
  • アパレル
  • 保育士
  • 看護師
  • 介護士

営業

【職種別】職務経歴書の書き方のポイント:営業

営業職の経験がある場合、職務経歴書では以下のポイントを押さえましょう。

  • 客観的に分かる実績を書く
  • 相手にした顧客の特徴を書く
  • 取り扱った商品・サービスを書く

単に営業といっても「法人営業」「個人営業」などさまざまです。「新規顧客」「既存顧客」など、どのような顧客を相手にしていたか書きましょう

どのような商品を販売して、どれだけの実績をあげたのかを記載することも大切です。具体的な数値を用いてアピールすると、説得力の高い職務経歴書に仕上がります。

サービス・販売

販売職などサービス・接客業の経験がある場合、以下のポイントを職務経歴書に盛り込んでください。

  • 実績
  • 取扱商品
  • 仕事内容
  • 店舗の規模
  • 心掛けていたこと
  • お客様のよかった反応

具体的な数値目標などがあれば、実績として記載すると効果的です。アピールできる実績がない場合は、日々の工夫からお客様に喜んでもらえたことなどを記載しましょう。

企画・管理・事務

企画・管理・事務などの仕事を経験してきた場合、スキルや正確性を中心にアピールします。ルーティンワークだけ記載しないように注意してください。工夫して効率化してきたことなどを書くと効果的にアピールできます。

企画の経験がある場合、マーケティング能力をアピールしましょう。市場調査や販促活動を通して残した実績や経験を書いてください。

採用担当者
採用担当者

日商PC検定など、業務に役立つ資格を持っていれば必ず記入します。

IT・Web・エンジニア

【職種別】職務経歴書の書き方のポイント:IT・Web・エンジニア

IT・Web系のエンジニアは、スキルや専門性を中心にアピールすると効果的です。応募先企業もIT・Web系であれば、即戦力として期待してくれます。

主に以下のポイントをアピールしましょう。

  • 業務内容
  • 得意分野
  • 開発できる言語

IT・Web系のエンジニアには、コミュニケーション能力も求められます。プロジェクトを複数人で進める上で重要な能力だからです。スキルと共にアピールしてください。

製造・建築

製造・建築系の仕事には、スキルや専門性が求められます。経験が必要な仕事であり、即戦力となるのか判断するためです。

経験のある業務内容や身につけたスキルを書きましょう。実際に使っていた機械やツールも記載しておくと、採用担当者もイメージしやすくなります。

採用担当者
採用担当者

実務経験の他、ものづくりに対する熱意もアピールしてみてください。

アパレル

アパレルの経験がある場合、職務経歴書には販売実績や売上を中心にアピールします。店舗で残した実績は、大きなアピールポイントとなるからです。

バイヤーやデザイナーの場合は、ポートフォリオとして職務経歴書を作りましょう。ポートフォリオとしてまとめれば、どのようなスキルとセンスがあるのか分かりやすくなります。

「繊維製品品質管理士」や「パターンメーキング技術検定試験」など、アパレルに関連する資格があるとさらに効果的です。即戦力となる人材であることを職務経歴書でアピールしてください。

保育士

【職種別】職務経歴書の書き方のポイント:保育士

保育士の場合、職務経歴書の書き方は特殊です。一般的な企業とは違い、売上や実績ではアピールできません。

保育士が職務経歴書に書くべき内容は以下の通りです。

  • 勤務先の園
  • 受け持った年齢
  • 行事で担当した内容

応募先が3歳児クラスの担任を募集していれば、3歳児を受け持った経験はアピール材料となります。

「行事で何を担当したか」も採用担当者が見るポイントです。臨機応変に動ける保育士は重宝されやすく、即戦力として期待してくれます。

看護師

看護師の職務経歴書で重要なのは「人柄」と「仕事への熱意」です。看護師は経験よりも、患者との向き合い方を重視されます。

患者と触れ合う際、どのようなことを意識してきたかアピールしましょう。「安心して任せられる」と思わせることが、書類選考突破に近づくコツです。

看護師では保有資格も見られています。助産師や保健師など、関連性の高い資格を保有していると採用に有利です。

介護士

介護士は経験を重視されます。介護の仕事を実績でアピールするのは難しいからです。

以下のポイントを職務経歴書に記載してください。

  • 勤務した施設の種類・規模
  • どのような利用者を介護したか
  • 介護の仕事で大切にしていること

ホームヘルパーや介護福祉士など、保有している資格は忘れずに記載しましょう。資格取得前で勉強中の場合でも「〇〇を取得するために勉強中」などと記載しておくのがおすすめです。仕事への意欲が伝わることでアピールできます。

職務経歴書を書くときの注意点

職務経歴書を書くときの注意点

職務経歴書を書く際には以下2つの注意点を押さえましょう。採用担当者に悪い印象を与える可能性があります。

  • 嘘を書かない
  • 誤字脱字をしない

嘘を書かない

職務経歴書に嘘を書いてはいけません。採用後に嘘がバレると会社に居づらくなるだけでなく、解雇処分になる場合もあります
» 履歴書の嘘がいけない理由とバレるときの例

採用に不利になると感じても、学歴や職歴に嘘を書くのはやめましょう。嘘とは思っていなくても、以下の項目は間違えやすいので注意してください。

  • 資格の取得日
  • 有効期限切れの資格
  • 前職の年収・月収
採用担当者
採用担当者

記憶が曖昧な場合は、確認した上で職務経歴書を記入しましょう。

» 運転免許証の取得日を調べる方法

誤字脱字をしない

職務経歴書で誤字脱字はいけません。採用担当者に与える印象が悪くなります

誤字脱字が1文字あっただけで、落ちることが決まるわけではありません。しかし自分と同じ評価のライバルがいた場合、誤字脱字のない人材を選ぶのは当然です。

職務経歴書では入社・退職などの年月や、日付などの基本的な項目が抜けていないかチェックしてください。事務や経理など正確性を求められる仕事の場合、致命的なミスとなります。
» 履歴書の誤字脱字が採用に与える影響

職務経歴書の提出方法

職務経歴書の提出方法

職務経歴書の提出方法は3つあります。状況ごとのマナーを押さえて、採用担当者の第一印象を良くしましょう。

  • 郵送
  • 面接時に持参
  • メールで送付

郵送

職務経歴書を郵送するときは、履歴書など他の応募書類と同じ封筒に入れます。封筒は白色で、角形2号(角2)を選びましょう。
» 封筒サイズの選び方と正しい書き方

応募書類はまとめてクリアファイルに入れてから封筒に入れます。書類の折れや汚れを防止するためです。
» 履歴書はクリアファイルに入れるべき?

送付状も同封するのがおすすめ

封筒には送付状も同封しましょう。送付状があると採用担当者が応募書類を確認しやすくなります
» 送付状の書き方とテンプレート

同封書類は以下の順番で入れてください。

  1. 送付状
  2. 履歴書
  3. 職務経歴書
  4. その他応募書類

角形2号(角2)の封筒を使用した場合、郵送料金は120円〜140円です。
» 履歴書の郵送方法と切手料金

面接時に持参

面接時に職務経歴書などの応募書類を持参する場合もクリアファイルに入れます。持参時に手渡しするタイミングは、受付時か面接時です。

受付で提出する場合は、封筒に入れたまま受付の人が見やすい方向で渡してください。封筒から取り出すよう指示があれば従いましょう。

面接時の場合はクリアファイルごと応募書類を取り出して、封筒の上に重ねて渡します。面接官が見やすい方向で渡してください。
» 履歴書持参時のマナーと書き方

採用担当者
採用担当者

「よろしくお願いいたします」などの一言を添えましょう。

メールで送付

職務経歴書をメールで送るときは、PDFに変換してパスワードを設定します。PDFにすることでデザイン崩れを防ぎ、パスワードで個人情報を管理するためです。

書類をPDFに変換する方法は4つあります。

  • 手書きの書類をプリンターでスキャン
  • パソコンで作ったデータをPDFファイルへ変換
  • PDFファイルを直接編集して作成
  • スマホアプリでPDFファイルを作成

» 履歴書をPDFに変換する方法と注意点

パスワードの設定方法は、macOSとWindowsで違います。macOSの場合は以下の手順でパスワードを設定してください。

  1. 「ファイル」タブを選択
  2. 「プリント」を選択
  3. 「PDF」タブから「PDFとして保存」を選択
  4. 「セキュリティオプション」を選択
  5. 任意のパスワードを設定

Windowsの場合はWordを使ってパスワードを設定するか、以下の専用ツールを使いましょう。

メールの件名は「応募書類ご送付の件/〇〇(名前)」として、本文を「宛先・氏名・用件・結びの言葉・著名」の順で書いて送ります。
» 履歴書をメールで送る方法と例文

メールは営業時間内に送る

応募書類をメールで送る時間はいつでも構いません。しかし営業時間内に送るのが無難です。企業によっては、送信時間でマナーをチェックする場合があります。
» ビジネスメールのマナーと書き方

職務経歴書の書き方に関するQ&A

職務経歴書でよくある疑問をまとめました。細かい点を押さえながら、職務経歴書を作成しましょう。

  • 何枚で書く?
  • 手書きとパソコンどっちで書く?
  • フォントとサイズは?
  • 職務経歴書は市販されている?
  • 特記事項は必要?
  • 事業内容は書く?
  • 雇用形態は必ず書く?

何枚で書く?

職務経歴書の書き方に関するQ&A:何枚で書く?

職務経歴書はA4サイズの用紙を使って1~2枚にまとめましょう。3枚以上は採用担当者にチェックの負担を与えます。

文量が多くなっても、文字を小さくして無理やり2枚に抑えるのはいけません。読みにくくなると採用担当者への印象が悪くなります。
» 職務経歴書はA4サイズでの作成が一般的

採用担当者
採用担当者

読みやすさを意識した上で、1~2枚にまとめてください。

フォントとサイズは?

職務経歴書をパソコンで作成する場合のフォントとフォントサイズは、読みやすさを重視しましょう。「おしゃれだから」と読みにくいフォントを使うと、採用担当者への印象が良くありません。

以下のように、ビジネスシーンで良く使われるフォントを使ってください。

  • MS明朝
  • ヒラギノ明朝
  • メイリオ
  • ヒラギノ角ゴ

フォントサイズは10.5〜11ポイントを基本とするのが無難です。見出しなどで目立たせたい箇所は、プラス2ポイントほど大きくしましょう。

手書きとパソコンどっちで書く?

職務経歴書を作成する際に、手書き・パソコンの決まりはありません。手書き・パソコンそれぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

パソコンのメリット
・すぐに修正できる
・レイアウト調整が簡単
・他社への応募に活用できる
パソコンのデメリット
・変換ミスによる誤字が起きやすい
手書きのメリット
・人柄や熱意が伝わりやすい
手書きのデメリット
・字が汚いと読みにくい
・作成・修正に時間がかかる

一般的に履歴書は手書き、職務経歴書はパソコンで作成します。履歴書・職務経歴書で統一する必要はありません。
» 履歴書は手書き・職務経歴書はパソコン?

パソコンがない場合は、手書きで職務経歴書を書けばOKです。しかしパソナキャリアが提供する「転職ナビ」というアプリを使えば、スマホだけで職務経歴書を作れます。
» パソコンがない人の職務経歴書作成方法
» 職務経歴書をスマホで作成する方法

職務経歴書は市販されている?

職務経歴書の書き方に関するQ&A:職務経歴書は市販されている?

職務経歴書は市販されています。手書きで作成する場合は、市販の職務経歴書を使うと便利です。

コンビニやスーパー、100円ショップには履歴書と職務経歴書がセットになって販売されています。職務経歴書を単体で買いたいなら、文房具店や書店の文具コーナーを探してみてください。

採用担当者
採用担当者

Amazonなどのネット通販でも職務経歴書を購入できます。

» Amazonで職務経歴書を探す

特記事項は必要?

特になければ、職務経歴書に特記事項を書く必要はありません。特記事項には他の項目で書けなかった内容で「特筆すべきこと」があれば記入します。

「特筆すべきこと」の具体例は以下の通りです。

  • 持病がある
  • 転居の予定がある
  • 連絡を取れない時間帯
  • 転職回数が多い場合の理由
  • 空白期間がある場合の理由

市販の職務経歴書で特記事項の欄があり、何も書くことがない場合は「貴社規定に従います。」と書いてください。パソコンで自作する場合、特記事項の欄をあえて作る必要はありません。

事業内容は書く?

職務経歴書の業務内容欄には事業内容も書きましょう。採用担当者があなたの所属していた企業を知っているとは限りません。知名度が高い企業でも必ず事業内容を書いてください。

事業内容は社名の後に書きます。従業員数や資本金など、会社の規模が分かる内容も併せて書きましょう。

採用担当者
採用担当者

事業内容が分からない場合は、会社のホームページなどで確認してください。

» 職務経歴書の「事業内容」の書き方と例文

雇用形態は必ず書く?

正社員以外の職歴があれば、職務経歴書に雇用形態を書きます。正社員雇用と区別するためです。

職務経歴書には、派遣社員や契約社員の職歴もすべて記入する必要があります。経歴を隠すと経歴詐称と判断される場合も。

パート・アルバイトの場合、必須ではありません。しかし書く場合は「(アルバイト)」など、雇用形態が分かるように書きましょう。

魅力的な職務経歴書の書き方をマスターしよう

魅力的な職務経歴書の書き方をマスターしよう

職務経歴書はあなたの経験やスキルを応募企業にアピールする重要な書類です。職務経歴書の書き方で、書類選考突破の可能性が大きく変わります。

あなたが企業に必要な人材でも、アピールできなければ転職は成功しません。

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