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- 職務経歴書の活かせる知識・スキル欄には何を書けばいい?
- 自分には職務経歴書に書けるようなスキルはない…
- 勉強中のスキルがあれば書いていいの?
職務経歴書の活かせる知識・スキル欄に自分が得意だと感じていることを羅列するのはNG。採用担当者に刺さらず評価されません。
この記事では、職務経歴書での活かせる知識・スキルの書き方を解説します。記事を最後まで読めば、あなたの強みを正しく伝えられます。
語学力やパソコンスキル、ビジネススキルなどをアピールしましょう。どのような場面で活かせるか具体的に書くのが重要です。
採用担当者が見やすいよう箇条書きを使って書いてください。
職務経歴書の活かせる知識・スキルの書き方
職務経歴書の活かせる知識・スキル欄に書く内容は下記5つがおすすめです。応募企業にアピールできるよう、正しい書き方を学びましょう。
- 語学力
- パソコンスキル
- ビジネスマナー
- ビジネススキル
- 専門的なスキル・業務経験
語学力
語学力として英語のスキルレベルをアピールしましょう。外資系企業など海外企業と関わる職種へ転職する際に役立ちます。
海外企業と取り引きする場合、英語でプレゼンテーションや交渉を行わなければなりません。高い英語力があれば、転職後に即戦力として活躍できる可能性が高まります。
外資系企業以外でも、金融業界など外国人の顧客がいる企業へ転職するなら英語力をアピールできます。TOEICのスコアなどを記載したうえで、どの程度仕事に応用できるのか伝えましょう。
TOEICなどを受験していない場合でも、語学力に自信があるなら「日常会話なら可能」などと書いてアピールしてください。
語学力をアピールする書き方の例
・英会話:TOEIC Speaking & Writing Testsでスピーキングスコア160点獲得。日常英会話だけでなく、英語でのプレゼンテーションも可能です。
・英文作成:実用英語技能検定1級保有。英語のビジネスメールやプレゼン資料を作成できます。
パソコンスキル
パソコンスキルはどの業種でも必要なスキルです。プレゼンの資料作りや稟議書作成などあらゆる場面で活用できます。
WordやExcel、PowerPointの操作レベルを伝えましょう。「Wordを使えます。」だけでなく「何ができるか」まで書くのが高評価をもらうポイントです。
パソコンスキルをアピールする書き方の例
・PCスキル:前職ではWordを使って稟議書、社長報告書、新商品提案書などを日常的に作成していました。
・PCスキル:PowerPointを使って社内・社外向けのプレゼン資料を作成できます。
ビジネスマナー
ビジネスマナーは社会人として必要不可欠なスキルです。マナーが悪い人と一緒に働きたいとは思えません。
下記に当てはまる人はビジネスマナーが身に付いているかチェックされやすいです。
- 新卒3年以内での転職
- 社会人経験が浅い
- 正社員経験がない
ビジネスマナーが身に付いていなければ、自社でマナー研修を行う必要があります。わざわざ研修を行うなら採用しなくていいと思われないよう、最低限のマナーが身に付いていることをアピールしましょう。
ビジネスマナーをアピールする書き方の例
・ビジネスマナー:前職では社会人としての身だしなみや心構え、電話対応、敬語の使い方など一通りマナー研修を受講しました。
・ビジネスマナー:パート勤務を通して報告・連絡・相談の重要性や、敬語の使い方など基本的なビジネスマナーを学びました。
ビジネススキル
ビジネススキルも社会人に必要なスキルです。優秀な人材として判断されやすくなります。下記のようなビジネススキルが身に付いていることをアピールしましょう。
- コミュニケーションスキル
- スケジュール管理能力
- 論理的思考力
ビジネススキルは汎用性が高く、どの企業でも応用できるのがメリットです。一方でほかの応募者と差別化しにくいのがデメリット。採用担当者の中には「身に付いていて当然のスキル」と考えている人もいます。
よくあるアピール内容だと思われないよう、スキルを活かして得られた結果や他者からの評価も書きましょう。
ビジネススキルをアピールする書き方の例
・コミュニケーションスキル:クライアントとの会話から潜在ニーズを読み取ることができます。最適な提案をできたおかげで、売上が5ヶ月連続で増加しました。
・論理的思考力:初めて聞いた人でもすぐに理解できるよう、数字を使って詳しく説明することができます。直属の上司からは「君のプレゼンはいつもわかりやすい」と評価していただきました。
専門的なスキル・業務経験
専門的なスキルや業務経験をアピールしましょう。未経験からの転職より有利になるからです。
同業界や同業種へ転職する場合に有効なアピールとなります。これまでのキャリアを踏まえて実績を書きましょう。
採用すれば自社のさらなる発展に繋がると判断してくれます。
専門的なスキル・業務経験をアピールする書き方の例
・10年間プログラマーに従事。前職で開発した○○アプリは年間売上1,000万円を突破しました。
・5年間接客業に従事。常にトレンドを意識してアドバイスすることで、売上成績が前年を下回ったことは一度もありません。
職務経歴書に活かせる知識・スキルを書くときのポイント
職務経歴書に活かせる知識・スキルを書くときのポイントは下記3つです。採用担当者から会ってみたいと思われるよう、すべてのポイントを押さえましょう。
- 具体的に書く
- 箇条書きを使う
- 応募企業に関連付ける
具体的に書く
活かせる知識・スキルは具体的に書きましょう。曖昧な書き方をしてしまうと採用担当者の印象に残らないからです。
どのような場面で活かせるのかまで書いてください。「英語が得意です。」「コミュニケーションに自信があります。」だけでは、採用するメリットを伝えきれません。
自社に役立つ人材だとイメージしてもらえるよう、具体的に書きましょう。
箇条書きを使う
活かせる知識・スキルは箇条書きを使って書いてください。文章を羅列すると採用担当者が見づらいからです。
履歴書と異なり、職務経歴書にはフォーマットがありません。自由度が高い分ビジネススキルが表れやすいのが特徴です。
箇条書きを使って書けば、採用担当者があなたのスキルレベルを一目で把握できます。採用担当者の見やすさを意識し、見た目を綺麗に整えましょう。
応募企業に関連付ける
応募企業に関連がある知識・スキルを書いてください。関係のない内容を書くと、採用担当者に「自社のことを理解していない」と判断されます。
どの企業にでも当てはまるような書き方や、仕事内容からズレたことを書くのはNG。例えば一般事務へ応募するのに語学力だけアピールすると、企業に役立つ人材かどうか判断できません。
応募企業に関連付けるため、企業研究を丁寧に行いましょう。企業が求める人物像を把握できます。
» 転職に成功する企業研究のやり方
知識・スキルは2、3個にまとめる
知識・スキルは、応募企業に関連のある内容を中心に2、3個書きましょう。何個も書けば高評価をもらえるとは限りません。
職務経歴書に書けるスキルがないときの対処法
職務経歴書に書ける知識・スキルがないときの対処法は下記3つです。いずれも簡単にできることなので、書くことがないからと悩む必要はありません。
- 勉強中だとアピールする
- 自己分析をやり直す
- 転職エージェントに相談する
勉強中だとアピールする
職務経歴書に書けそうな知識・スキルがないときは、勉強中だとアピールしましょう。採用担当者は自社へ転職する意欲が強いと判断してくれます。
未経験職へ転職する場合は勉強中のアピールが効果的です。「働きながら学ぶ」だと他力本願な印象を与えることも。自発的に学ぶ気持ちがある人とない人がいれば、間違いなく前者が採用されます。
今すぐ活かせる知識・スキルがなくても問題ありません。勉強中だとアピールすれば、コツコツ努力ができる人材だと好印象を与えられます。
勉強中だとアピールする例文
・各種資料作成を効率よく行うため、PCスキルを磨いています。来月にはマイクロソフト オフィス スペシャリストの上級レベルを受験する予定です。
・英文で会議資料を作れるよう、実用英語技能検定1級合格に向け勉強中です。
» 職務経歴書の資格・免許の正しい書き方
自己分析をやり直す
新しい職場で活かせる知識・スキルが思い浮かばないときは、自己分析をやり直してみてください。自己分析が足りていないせいで、自分自身の強みに気づいていない可能性があります。
まずはキャリアの棚卸しから始めましょう。新卒採用から現在まで積み重ねてきたキャリアや経験をすべて書き出してみてください。応募企業に関連のある内容が見つかれば、活かせる知識・スキルとしてアピールします。
コミュニケーションスキルやパソコンスキルなど、汎用性が高いスキルもチェックしましょう。得意なスキルがあれば十分アピールポイントになります。
» 転職が成功する自己分析のやり方
自己分析をやり直しても見つからなければ「勉強中」とアピールして、転職の意欲が高いことを伝えてください。
転職エージェントに相談する
活かせる知識・スキルが書けないときは、転職エージェントに相談しましょう。転職エージェントは客観的な視点からあなたの強みをアドバイスしてくれます。
自分では苦手なことだと思っていても、客観的に見ればスキルレベルが高いケースはよくあります。転職エージェントは自分1人で気づけないことを見出してくれるのです。
自己分析では自分自身を過小評価しがちです。
第三者の視点からアドバイスをもらうことで、あなた本来の強みが見えてきます。
職務経歴書の活かせる知識・スキルが与える影響
職務経歴書での活かせる知識・スキルの内容は選考に影響を与えます。下記2つのポイントを押さえておきましょう。
- 企業にマッチしているかの判断材料
- 書かないとネガティブな印象を与える
企業にマッチしているかの判断材料
職務経歴書に書く知識・スキルは、自社にマッチしているかどうか判断するための材料です。下記の内容を読み取れるか確認しています。
- 採用するメリットはあるか
- 自社のことを深く理解しているか
- 一緒に働く姿をイメージできるか
- 過去の職歴から得たものを自社で活用できるか
活かせる知識・スキルは、自分の能力をアピールする重要な項目です。
応募企業にマッチした人材であると伝えるため、丁寧に書きましょう。
書かないとネガティブな印象を与える
新しい職場で活かせる知識・スキルを書かないと、採用担当者にネガティブな印象を与える可能性があります。自社にマッチしている人材かどうか判断しにくいからです。
職務経歴書に書く内容はある程度自由に決められます。例えば資格・免許欄は必ず設ける必要がありません。
しかし活かせる知識・スキルは必ず書くべきです。自己PRや志望動機だけで伝えきれない情報も書けます。
» 職務経歴書に志望動機を書く理由
書くべき内容がないときは「勉強中」だと書きましょう。本気で転職を成功させたいなら、意欲をアピールすることが重要です。
職務経歴書での活かせる知識・スキルの書き方を理解しよう
職務経歴書の活かせる知識・スキル欄には、下記5つの内容を書きましょう。応募企業の業務内容に合わせて書くのがポイントです。
- 語学力
- パソコンスキル
- ビジネスマナー
- ビジネススキル
- 専門的なスキル・業務経験
職務経歴書では活かせる知識・スキル以外にアピールできる項目があります。それぞれの項目で書き方を押さえ、採用するメリットがある人材だとアピールしましょう。
» 【見本付】職務経歴書の書き方とコツ
職務経歴書の書き方や書くべき内容に不安があるなら、転職エージェントに相談しましょう。転職エージェントは応募企業に正しくアピールする方法を熟知しています。
応募書類の添削は無料で行ってくれます。転職エージェントを活用して、転職成功率を上げましょう。