PR
- 転職エージェントを利用する場合の内定率はどのくらい?
- 転職エージェントは転職サイトよりも内定を取りやすい?
- できるだけ有利に転職活動を進めたい!
転職エージェントに興味があっても、初めての利用だと本当に転職を成功させられるのか不安です。しかし転職エージェントを利用しないと、受かるはずの企業に内定をもらえなくなることも…。
この記事では転職エージェントを使った場合の内定率と、選考通過率を上げる方法を解説します。記事の内容を実践すれば、転職活動を有利に進められます。
大手転職エージェントの内定率は4〜5%です。ただし世代や経験、スキルによって内定率が変わります。
最適な転職エージェントを選ぶことが内定率アップのポイントです。
転職エージェントの内定率
転職エージェントは明確な内定率を発表していません。しかし公表されているデータから予測できます。
リクルートエージェントの内定率は4.15%
大手転職エージェント「リクルートエージェント」の内定率は4.15%です。以下のデータに基づいて、おおよその内定率を算出できます。
- 登録者数:約1,252,000人
- 転職決定者数:約52,000人
(参考:採用成功ナビ)
「52,000÷1,252,000=0.0415…」という計算です。25回の応募で1回内定をもらえるイメージを持ってください。
マイナビエージェントの内定率は4.5%
大手転職エージェント「マイナビエージェント」の内定率は4.5%です。マイナビエージェントは応募から内定までの通過率を公表しています。
マイナビエージェントで転職活動を行い、内定を得た方たちのデータによると、応募して書類選考を通過し、一次面接に進む確率は約30%。そして、一次面接から最終面接へ進む確率はそのうちの約30%。さらに、最終面接を通過して内定を獲得する確率は、そのうちの約50%でした。
マイナビエージェント
「30%×30%×50%=4.5%」という計算です。100回の応募で4〜5回の内定をもらえると考えてください。
転職エージェントの求人に集まる応募者は多い
転職エージェントでは、求人1つに対する応募者が多くなる傾向があります。求職者の質も厳選されており、自分が不利になることも。転職を有利に進めるためにも、自分に最適な求人を見つけることが大切です。
20代・30代の内定率が高くなりやすい
20代・30代の場合、内定率は高くなります。若い世代を求める企業が多いからです。
転職エージェントの「さんななキャリア」は世代別の書類選考通過率と内定率を公表しています。
30代が最も高く、次いで20代、40代、50代の順となりました。
全体平均の28.6%を上回ったのは30代のみとなり、20代はほぼ平均、40代は平均をやや下回り、50代は大きく下回る結果となりました。
さんななキャリア:年代別の書類選考通過率
しかし最終選考まで進むと、40代・50代でも内定率が高くなります。40代以上の場合は、書類選考を突破できるかがカギです。
書類選考内定率は、30代がもっとも高く、次いで40代、20代、50代の順となっております。
全体の平均よりも高いのが30代で、他の年代は平均よりも低くなりました。
一方で、一次面接内定率は、50代がもっとも高く、次いで30代、40代、20代の順となりました。
全体の平均よりも高いのは50代と30代、ほぼ同じが40代、低いのは20代となっています。
さんななキャリア:年代別の内定率
リクルートエージェントの登録者は40代以上が23%を占めています。20代・30代であれば、全体の内定率(4.15%)より高いと見て間違いありません。
(参考:採用成功ナビ)
転職サイトの内定率と同等
転職エージェントの内定率は転職サイトと同等です。転職サイト「doda」は転職成功者の平均応募者数を公表しています。男女別の平均応募者数は以下の通りです。
性別 | 平均応募者数 | 内定率 |
男性 | 22.2社 | 4.5% |
女性 | 22.9社 | 4.3% |
転職エージェント全体の内定率を4〜5%と考えると、4.3〜4.5%という内定率の結果はほぼ同等と言えます。
ただし業界や職種、年齢によって大きく内定率は変わります。あくまでも参考として考えましょう。
» 転職エージェントと転職サイトの違い
直接応募より内定率が高い
転職エージェントを経由すると直接応募よりも内定率が高くなります。直接応募の内定率が低くなりやすい理由は3つです。
- 面接後のフォローがない
- 企業のニーズを掴めていない
- 企業が書類選考を精査していない
転職エージェントを利用すると、面接後にプッシュしてくれます。プッシュが後押しとなり、面接結果がひっくり返ることも珍しくありません。
直接応募は企業とのミスマッチが起こりやすいのも特徴です。
» 転職エージェントが直接応募より有利な理由
転職エージェントを利用すれば、内定の見込みがない企業は紹介されません。
書類選考でほぼ内定の場合もある
転職では書類選考の時点でほぼ内定が決まる場合があります。例えば企業の求める人材にピッタリ当てはまるときなどです。高い内定率を売りにしている転職エージェントは、より厳選して紹介する企業を選んでいる可能性があります。
転職エージェントで内定率を高める方法
転職エージェントを経由して内定率を高める方法は6つあります。転職エージェントを最大限に活用して、希望の企業に入社できる確率を高めましょう。
- 最適な転職エージェントを選ぶ
- 複数の転職エージェントを利用する
- 面談で希望をしっかり伝える
- 書類作成のサポートをしてもらう
- 面接対策のサポートをしてもらう
- 相性の悪い担当者なら変更を依頼する
最適な転職エージェントを選ぶ
自分に合った転職エージェントを選ぶことは大切です。転職エージェントによってそれぞれ特徴が違います。
転職エージェントは大きく分けて総合型と特化型の2つです。自分に合わない特化型の転職エージェントを選んでしまった場合、紹介できる求人がありません。
» 転職エージェントに断られる理由
- 総合型:幅広い求人を扱う
- 特化型:年齢・業界などある分野に特化
自分の希望と転職エージェントの強みが合致すれば、最適な求人を紹介されやすいです。応募した求人が自分の強みに合っていれば内定率が高まります。
最適な転職エージェントで内定率を高めましょう。
複数の転職エージェントを利用する
内定率を高めるためにも複数の転職エージェントを利用してください。転職エージェントを複数利用することで以下のメリットがあります。
- 幅広い求人に出会える
- 多角的にキャリアを捉えられる
- 相性の良い担当者に出会いやすい
より多くの求人に出会い、多角的にキャリアを捉えれば自分に最適な企業が見えてきます。自分の強みに合う企業に応募することで、内定率を上げられるのです。
転職エージェント側も複数利用することを理解しています。まずは5〜6社ほどの転職エージェントに登録するのがおすすめです。
» 転職エージェントを複数利用するメリット
転職サイトの併用もおすすめ
転職エージェントだけを利用するのでなく、転職サイトの併用もおすすめです。「リクナビNEXT」などの転職サイトを利用すれば、より幅広い求人から選べます。
» 転職エージェントと転職サイトの違い
面談で希望をしっかり伝える
内定率を高めるためにも、転職エージェントとの面談で希望をはっきりと伝えることが大切です。希望をしっかり伝えることで、より適した求人を紹介してもらえます。
転職エージェントとの面談前には必ず自己分析を行いましょう。自己分析しておけば、自分の希望する仕事が何かスムーズに伝えられます。
» 転職を成功させる自己分析のやり方
転職エージェントは企業がどのような人材を求めているか把握しています。あなたの特徴を把握できれば適した求人を紹介でき、内定率を高められるのです。
» 転職エージェント面談の完全ガイド
書類作成のサポートをしてもらう
転職エージェントには履歴書や職務経歴書など、応募書類の作成をサポートしてもらいましょう。魅力的な応募書類を作ることが書類選考突破のカギ。書類選考を突破しなければ内定獲得もありません。
転職エージェントでは書類添削を行っています。まずは自分で書類を作成して、魅力的に仕上がっているか見てもらってください。
» 転職エージェントで書類選考に通らない理由
履歴書や職務経歴書の作成段階で迷った場合でも相談してOKです。
転職エージェントは企業側のニーズも掴んでいます。転職エージェントを活用すれば、企業にとって魅力的な応募書類を作成可能です。
» 転職に成功する履歴書の書き方と見本
面接対策のサポートをしてもらう
転職エージェントには面接対策もサポートしてもらいましょう。面接は内定率を高める重要なポイントです。
転職エージェントが行う面接対策は以下の通りです。
- 想定される質問での練習
- 服装・髪型など見た目のチェック
- 企業との間に入ってフォローしてくれる
転職エージェントは企業ごとの傾向を把握しています。転職エージェントとの模擬面接をすれば、企業へあなたの魅力を存分にアピール可能です。
企業との面接前には企業研究や業界研究も行いましょう。企業や業界について詳しくないと「勉強不足」と判断されて内定率が下がります。
» 転職を成功させる企業研究のやり方
» 転職を成功させる業界研究のやり方
相性の悪い担当者なら変更を依頼する
転職エージェントの担当者と相性が悪いと感じたら変更を依頼しましょう。相性の悪い担当者にサポートしてもらっても適した求人へ応募できません。
転職を成功させるには相性の良いキャリアアドバイザーとの出会いが重要です。キャリアアドバイザーがあなたの強みをうまく引き出せれば内定率は高まります。
担当者の変更依頼は、各転職エージェントのお問い合わせ窓口か担当者に直接メールで行ってください。「相性が悪いから」と直接的に伝えるのではなく「他の方の意見も聞きたい」など前向きな伝え方を意識しましょう。
» 転職エージェントの断り方【状況別】
転職エージェントで内定を早く獲得する方法
転職エージェントをうまく活用して、内定を早く獲得する方法は以下の2つです。早期転職を実現するためにも必ず押さえておきましょう。
- 複数の企業に応募する
- できるだけ早く応募する
複数の企業に応募する
転職では複数の企業に応募することが大切です。1社ずつ応募していると転職活動が長引きます。
複数の企業へ同時に応募するメリットは以下の通りです。
- 転職活動に慣れる
- 企業からの評価がわかる
- 気持ちの切り替えがうまくなる
場数を踏むことで経験値が溜まり、的確にアピールできるなど転職活動が有利に進みます。複数の企業に触れ合うことで、多角的に自分の評価もわかるのです。
» 転職エージェントは登録だけでもいい理由
転職エージェントを活用して複数の企業へ応募してください。
内定を獲得できる応募数の目安
内定を早く獲得するためにも10社以上へ同時に応募しましょう。転職エージェントのサポートがあれば日程調整もサポートしてくれます。10社以上へ同時に応募しても対応可能です。
できるだけ早く応募する
転職ではできるだけ早く応募することも大切です。応募が早いほど内定を早く獲得できます。
気になる求人があれば積極的に応募しましょう。求人は早い者勝ちです。条件の良い優良企業ほど応募が殺到して、募集人数が早く埋まります。
興味のある企業だけでなく、自分のスキルや経験を活かせる企業にも積極的に応募してみてください。自分が役に立てる企業に応募すると内定率が高まり、選択肢の幅が広がります。
タイミングを逃すと「応募しておけばよかった…」と後悔する可能性が高いです。
内定獲得までは1〜3ヶ月
内定の獲得までは一般的に1〜3ヶ月かかります。転職エージェントのサポート期間も3ヶ月に設定されている場合が多いです。
転職エージェントの利用率
転職エージェントを利用している企業の割合は以下の通りです。企業の規模によって利用率は変わります。
- 人気企業・上場企業は60%
- 中小企業・ベンチャー企業は20%
人気企業・上場企業は60%
人気企業や上場企業などの大手が転職エージェントを利用している割合は60%です。大手企業は売上に直接結びつかない人事など、間接部門の人件費を削減したいと思っています。人件費を削減すれば売上が大きく見えるからです。
転職エージェントを利用すれば求人に必要な人件費を削減できます。人件費を削減した分、営業など直接利益に結びつく部門に人員を割いているのです。
ただし転職エージェントを利用するかは、経営者の考え方によって変わります。人事の重要性を理解している経営者の場合、転職エージェントの利用率が20%程度まで落ちる場合も。
全体の傾向として「大手企業が転職エージェントを利用する割合」はおおよそ60%と考えてください。
逆に考えれば、自力での転職成功確率は40%ということです。
中小企業・ベンチャー企業は20%
中小企業やベンチャー企業の場合、転職エージェントの利用率は20%程度です。規模が小さい分、転職エージェントを利用するほどの資金が確保できません。
中小企業やベンチャー企業は採用活動に時間を使えます。転職エージェントを利用する必要がない企業が多いです。
規模の小さい会社は求人にかかる費用を抑えるため、短期間だけ転職サイトに求人を掲載したり職業訓練所へ足を運んだりします。中小企業やベンチャー企業への入社を狙うなら、自力で転職活動したほうが有利です。
転職エージェントの利用率は20%程度と考えると、中小企業・ベンチャー企業に自力で入社できる確率は80%と言えます。「リクナビNEXT」などの転職サイトをうまく活用しましょう。
» 転職エージェントを使わない方がいい人は?
転職エージェントを利用して内定率を高めよう
転職エージェントをうまく活用すれば内定率を上げられます。以下6つのポイントを押さえて、転職活動を有利に進めましょう。
- 最適な転職エージェントを選ぶ
- 複数の転職エージェントを利用する
- 相性の悪い担当者なら変更を依頼する
- 面談で希望をしっかり伝える
- 書類作成のサポートをしてもらう
- 面接対策のサポートをしてもらう
転職エージェントは相談だけでも受け付けています。気になる人は転職エージェントに登録して、プロのキャリアアドバイザーに話を聞いてみてください。
» 転職エージェントに相談だけするメリット
内定率を高めるためにも、大手の転職エージェントには2〜3社登録しましょう。「リクルートエージェント」や「doda」は登録必須の転職エージェントです。