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- 書類選考に通らないのはなぜ?
- 書類選考でほぼ内定が決まることはあるのだろうか
- 書類選考の通過率がどのくらいなのか知りたい
書類選考で落ちてしまい思うように転職活動が進まない人は多くいます。自分では良い応募書類を書いたつもりでも、客観的に見れば内容が薄いなんてことも。
この記事では、転職エージェント経由の書類選考に通らない理由を紹介します。記事を最後まで読めば、書類選考に通過するコツがわかります。
応募企業が求める人材にマッチしていないと書類選考で落とされやすいです。希望条件を高望みしたり志望動機が弱かったりするのも書類選考に通らない原因となります。
企業研究や自己分析など事前準備を丁寧に行い、書類選考を突破しましょう。
転職エージェントの書類選考通過率は企業によって異なる
転職エージェント経由で応募した場合の書類選考通過率は一概に定義されていません。企業ごと採用基準や求める人物像が異なるからです。
ただし転職エージェント「doda」のインタビューに対して、書類選考通過率は25~40%と回答した企業がありました。目安として10社受けたら3〜4社程度は書類選考を通過できるという計算です。
(参考:doda)
職種によっても書類選考通過率は異なります。例えば営業職は人柄が大切な職種です。書類だけではわからないことがあるため、求職者に直接会って話を聞く企業も少なくありません。
(参考:doda)
転職エージェントを経由すれば、企業へ直接応募するより書類選考通過率は高まります。専門性の高いキャリアアドバイザーが応募書類を添削してくれるからです。
自分では質の高い書類を作成したつもりでも客観的に見れば内容が薄いケースはよくあるもの。キャリアアドバイザーから添削してもらうことで、採用担当者に刺さる書類を作ることにつながります。
書類選考でほぼ内定が決まる場合もある
書類の内容と企業が求めるレベルなどが一致すれば、書類選考でほぼ内定が決まるケースもあります。ただし書類選考だけで内定が決まるのは非常に稀です。書類選考に通っても気を抜かず、面接対策にも力を入れましょう。
転職エージェント経由の書類選考に通らない9つの理由
転職エージェント経由で応募した場合、書類選考に通らない主な原因は下記9つです。書類選考で落とされないためにも、それぞれしっかり確認しましょう。
- スキルや経験が不足している
- 応募企業が求める人物像とズレている
- 条件を高望みしている
- 志望動機が弱い
- 年齢が高い
- 転職回数が多い
- 空白期間が長い
- 担当者へのレスポンスが遅い
- 応募書類に不備がある
スキルや経験が不足している
スキルや経験が不足していると書類選考で落とされます。応募企業が求めるレベルに達していないからです。
職歴や職務経歴書の内容から、ある程度スキルレベルを把握できます。応募書類を読んだ時点でスキルや経験不足だと判断すれば選考終了。書類選考で落とされてしまいます。
» 【見本付】職務経歴書の書き方とコツ
まずは現時点でのスキルや経験に見合った企業に応募しましょう。どうしても転職したい企業があるなら、スキルレベルを上げてから再挑戦してください。
応募企業が求める人物像とズレている
応募企業が求める人物像とズレている場合、書類選考に通らない確率が高まります。企業研究が足りていないと判断されるからです。
企業ごと求める人物像はまったく異なります。企業の公式サイトや求人票から、どのような人材を求めているか読み取りましょう。
書類選考で落とされたないためにも企業研究は重要です。時間をかけて丁寧に行ってください。
» 転職が成功する企業研究のやり方
応募企業が少なすぎるのもNG
応募企業が少ないと転職のチャンスを失ってしまいます。企業が求める人物像に合致している場合は積極的に応募しましょう。
10社ほど応募すれば、3~4社の書類選考に通る可能性が高いです。
条件を高望みしている
条件を高望みすると書類選考に落ちやすくなります。現状の市場価値を正しく把握していないと判断されるからです。
特に希望年収が高すぎるのはNG。年齢やスキルレベルに応じた適正年収を超えてしまわないように注意してください。
市場価値や適正年収を自分で把握するのは難しいもの。誤った情報に惑わされないよう、業界を知り尽くしている転職エージェントを頼るのが確実です。
» おすすめの転職エージェント
応募書類は使い回さない
履歴書や職務経歴書を使い回すのはNGです。ありきたりな内容になってしまい、企業へ正しくアピールできないからです。応募書類は企業ごと書き直しましょう。
志望動機が弱い
志望動機が弱いと採用担当者から評価してもらえません。志望動機が弱い時点で「入社意欲が弱い」と判断されるからです。
企業側は自社への入社意欲や志望度の高さを見極めるため、志望動機を重点的にチェックします。ありきたりな内容の志望動機では、採用担当者の心に響きません。
採用担当者から会ってみたいと思われるような志望動機を書きましょう。
年齢が高い
年齢が高くなるほど書類選考通過が厳しくなります。実績や高いスキルレベルなど求められるもののハードルが上がるからです。
企業側は年齢が高い人の年収を低く設定しづらいもの。実力がはっきりわからない人材に対して高い年収を払うことは難しいため、書類選考で落とされやすくなります。
年下上司ができれば、お互いに働きづらさを感じることが予想されます。採用後の条件面や仕事面でのやりづらさから、30代後半から40代のミドル層は書類選考で落とされやすくなるのです。
» 転職エージェントを使わない方がいい人は?
書類選考の結果が遅くても焦らない
書類選考に応募してから結果が出るまで時間がかかっても焦る必要はありません。一般的に書類選考にかかる期間は1~2週間です。しかし企業によっては2週間以上かかる場合もあると覚えておきましょう。
(参考:ハタラクティブ)
応募者が多かったり採用担当者が忙しかったりすると結果の通知に時間がかかります。
転職回数が多い
転職回数が多いと書類選考で落ちやすくなります。長く働いてくれないのではないかと懸念されるからです。
企業側はできるだけ長期間働いてくれる人材を求めています。転職回数が多いと、自社を踏み台にするのではないかと捉えられても仕方ありません。
求職者の性格や仕事の進め方に問題があるのではと考えられることも。うまく職場に馴染めなさそうな人は採用されにくいです。
アピールポイント
転職回数が多いときは、自己PR欄で長期間働く意欲があることをアピールしましょう。「すぐ辞めそうな人」という印象を覆せるかが書類選考を突破するポイントです。
» 履歴書で受かる自己PRの書き方
空白期間が長い
キャリアの空白期間が長い場合は要注意です。空白期間で何をしていたのか採用担当者は気にするため、しっかり理由を書く必要があります。
下記のような理由を述べると採用担当者は納得してくれやすいです。
- 資格取得のための勉強
- 海外留学
- 親の介護
理由がない空白期間を作るのはNG。キャリアに空白期間ができることのリスクを理解していないと判断され、採用担当者の評価が下がります。
空白期間ができてしまっている場合は正直に理由を書いてください。ただし空白期間ができたことに大きな理由がなくても嘘を書くのはNG。前職で得たスキルなどを書いて転職への意欲をアピールしましょう。
» 【履歴書の書き方】空白期間ありの場合
担当者へのレスポンスが遅い
転職エージェントの担当者に対してレスポンスが遅いと、社内選考で落とされる可能性があります。転職の意欲が低いと捉えられるからです。
転職エージェントの社内選考とは
社内選考とは、企業とのミスマッチを防ぐために転職エージェント内で行われる審査のことです。より良い人材を紹介するため、企業へ応募する前に転職エージェント内でふるいにかけられます。
経歴や志望動機などが企業の求めるレベルに達していても、レスポンスが遅ければマイナス評価。転職エージェントは転職の意欲が高い人を優先的にサポートするため、レスポンスが遅い人は後回しにされます。
社内選考を通過するためにも、担当者へのレスポンスはできるだけ早く行いましょう。
応募書類に不備がある
応募書類に不備があると高確率で書類選考に落ちます。丁寧さに欠けていると判断されるからです。例えば下記のような不備がある応募書類はNG。
- 誤字脱字がある
- 空白部分が多い
- 行間が揃っていない
履歴書や職務経歴書は経歴やスキル、実績などを確認するためだけに提出するのではありません。採用担当者は、応募書類から人柄や性格なども読み取っています。
» 履歴書のきれいな書き方とコツ
自分1人で完璧に仕上げるのは難しいため、転職エージェントから添削してもらいましょう。採用担当者から高評価をもらえる書類に仕上がります。
書類選考で企業がチェックしているポイント
書類選考で企業がチェックしているポイントは下記4つです。あらかじめ把握しておけば、書類選考通過の確率が高まります。
- 在籍期間の長さ
- 年収と年齢の組み合わせ
- 応募書類の誤字脱字
- 職務経歴書の内容
在籍期間の長さ
企業側は職歴欄で在籍期間の長さをチェックしています。在籍期間が短いと、自社でもすぐに辞めるのではないかと懸念するからです。
企業は3年間の在籍期間を1つの目安にすることも。特に若手は3年かけて仕事を覚えていくケースが多いため、ちょうどいい指標になります。
(参考:doda)
1つの企業に必ず3年間在籍する必要はありません。3年未満で退職した場合でも、採用担当者が納得いく理由を書ければ書類選考を通過できます。
» 履歴書での職歴欄の書き方
年収と年齢の組み合わせ
企業側は年収と年齢の組み合わせを確認しています。自社の水準と比較すれば、前職でどのような評価を受けたか客観的に判断できるからです。
年収と年齢に加えて会社規模も組み合わせて評価する企業もあります。応募書類に記載した項目と照らし合わせれば、求職者の能力や前職での評価などが見えてくるのです。
(参考:doda)
企業側は求職者の人物像を比較的正しく把握できます。
応募書類に嘘を書けばすぐバレてしまうため、ありのままの自分をアピールしましょう。
応募書類の誤字脱字
応募書類に誤字脱字がないか厳しくチェックしています。書類選考の段階でミスが多いとわかれば、企業側は積極的に採用しようと思いません。
誤字脱字があると、お客様に提出する書類など重要な場面でもミスをするのではないかと懸念されます。ケアレスミスが多いと信頼関係を築くのは難しいです。
慎重性があり丁寧に仕事ができることをアピールするため、応募書類の誤字脱字には気をつけましょう。応募書類の作成で1文字でも間違えたら、最初からすべて書き直してください。
» 履歴書の正しい修正の仕方
職務経歴書の内容
職務経歴書の内容を重点的にチェックする企業もあります。職務経歴書は履歴書と異なりフォーマットが決まっていないからです。
自由度が高いためビジネススキルが表れやすいもの。採用担当者にとって見やすい職務経歴書を作れるかどうかが書類選考突破のカギです。
職務経歴書の完成度で普段から丁寧な仕事をしようと心掛けているか見て取れます。
» 履歴書と職務経歴書の違い
» 【見本付】職務経歴書の書き方とコツ
年代別書類選考を通過するポイント
年代別に書類選考を通過するポイントを見ていきましょう。下記からあなたに当てはまる項目をチェックしてください。
20代:将来性をアピール
20代の転職では将来性をアピールしましょう。企業側は20代の若手に対して将来的な成長を期待しています。
前職で身に付けたことをどのように活かすのか、具体的にアピールしましょう。20代は伸びしろがあります。前職のスキルを活かしつつさらにレベルアップしたいと伝えるのが、書類選考を通過するポイントです。
30代:明確な転職理由
30代の転職では明確な転職理由が必要です。現在の仕事に慣れてきたタイミングで転職する理由を明らかにしましょう。
30代は20代に比べ即戦力として期待されやすいです。転職理由が「何となく」では、転職できればどの企業でもいいのではないかと捉えられてしまいます。
新しい企業で何を成し遂げたいのか具体的にアピールできるかが、書類選考を通過するカギです。
40代:実績と高いスキルレベル
40代の転職では実績と高いスキルレベルが求められます。40代は企業から求められるレベルが上がるからです。
わかりやすい実績や1つでも優れた能力があると書類選考を突破しやすいです。例えば前職でプロジェクトリーダーを務め、売上を前年より大幅にアップさせたなどが考えられます。
転職エージェントの「さんななキャリア」によると、40代の書類選考通過率は20代、30代に比べて低い傾向にあるとのこと。一方で内定率は、30代、40代、20代の順で高くなっています。
» 転職エージェントの内定率
最終選考まで進むと40代でもチャンスはあります。
転職エージェントから書類を添削してもらうなどの対策で、書類選考を突破しましょう。
転職エージェント経由の書類選考に通らないときの対処法
転職エージェント経由での書類選考に通らないときは、下記の対処法を試してみてください。いずれもすぐ実践できる内容です。
- 企業研究に力を入れる
- 転職の条件を見直す
- 前向きな転職理由を書く
- 応募書類を丁寧に書く
- 書類添削をしてもらう
- 担当者を変更する
- ほかの転職エージェントを使う
企業研究に力を入れる
応募書類を書く前に企業研究を行いましょう。丁寧に企業研究することで、企業が求める人物像やスキルレベルが見えてきます。
企業のホームページをチェックしたりOB・OG訪問したりして企業の情報を集めましょう。1人で情報収集するのが難しい場合は、転職エージェントを活用してください。
企業が求めるレベルに達しているかどうか見極め、書類選考通過率を高めましょう。
» 転職が成功する企業研究のやり方
転職の条件を見直す
転職の条件を見直すことも重要です。条件を高望みすると適正年収を把握していないと判断されます。
身の丈に合った条件を設定しましょう。適正年収は転職エージェントに教えてもらうか「doda」の年収査定を活用してください。
条件を高望みしないほか、希望条件に優先順位をつけるのも大切なポイントです。転職ですべての希望を叶えるのは難しいため、絶対に譲れない条件を軸に転職活動を進めましょう。
前向きな転職理由を書く
転職理由を書く際は前向きな内容を書きましょう。企業へ転職の意志が強いことをアピールするためです。
「人間関係に悩みがあるから」が本当の転職理由だとしても、応募書類には書かないようにしましょう。同じ理由ですぐ辞めるのではないかと、採用担当者に不信感を与えてしまいます。
自己分析を丁寧に行い、応募企業へ転職したい理由を明確にしましょう。
自己分析の深さが志望度の高さに直結すると言っても過言ではありません。
応募書類を丁寧に書く
履歴書や職務経歴書は丁寧に書いてください。1つでもミスがあると採用担当者に雑な印象を与えてしまうからです。
応募書類でミスをすると、社内の重要書類やお客様へ渡す書類でもミスをする人と捉えられます。採用担当者からの信用を失わないためにも、誤字脱字などのミスは絶対にさけてください。
» 履歴書の誤字脱字による悪影響
細かいミスをしないだけでなく、採用担当者が読みやすいように書類を書くのも重要です。特に職務経歴書は履歴書のようにフォーマットが決まっていません。自由度が高い書類だからこそビジネススキルのレベルが問われます。
» 履歴書と職務経歴書の違い
» 【見本付】職務経歴書の書き方とコツ
採用担当者の読みやすさにこだわって書類を書きましょう。
書類添削をしてもらう
履歴書や職務経歴書は転職エージェントから添削してもらいましょう。プロの視点からチェックしてもらうことで、採用担当者に刺さる書類に仕上がるからです。
自分では強いアピールができたと思っても、第三者が読むと内容が薄く感じるケースはよくあります。
客観的なアドバイスをもらうことが書類選考に落ちないためのポイントです。
担当者を変更する
転職エージェントの担当者を変更してもらうことも1つの手段です。適切な求人を紹介してもらえないせいで書類選考に通らない可能性があります。
担当者は基本的に求職者の希望条件に合った求人を紹介してくれます。しかし転職エージェントの仕組み上、内定が出やすい求人を紹介する担当者がいるのです。
» 転職エージェントが利益を得る仕組み
求職者側の希望と違う求人を紹介されるときは、担当者との相性が悪いということ。転職エージェントのお問い合わせから担当者の変更を申し出ましょう。
» 転職エージェントの断り方【担当者変更】
相性の良い担当者と出会うことが転職を成功させる秘訣です。
ほかの転職エージェントを使う
ほかの転職エージェントから書類選考に応募してみましょう。転職エージェントによって書類選考の通過率は変わるからです。
応募する業界や職種に合った転職エージェントを活用しましょう。例えばハイクラスの転職なら「doda」より「JACリクルートメント」のほうが最適です。
転職エージェントは複数利用してOK。ただし1つの求人に対して複数の転職エージェントから応募するのは避けましょう。転職エージェントと企業の両方から信用を失ってしまいます。
» 転職エージェントを複数利用するメリット
転職エージェント経由の書類選考を通過するコツを押さえよう
転職エージェント経由で応募した場合、書類選考に通らない可能性があります。主な理由は下記9つです。
- スキルや経験が不足している
- 応募企業が求める人物像とズレている
- 条件を高望みしている
- 志望動機が弱い
- 年齢が高い
- 転職回数が多い
- 空白期間が長い
- 担当者へのレスポンスが遅い
- 応募書類に不備がある
2、3社程度の書類選考に通らない場合でも落ち込む必要はありません。書類選考通過率は25~40%の企業が多いからです。
書類選考を通過するには企業研究や自己分析など事前準備が必要不可欠。ただしすべて1人で行うのは難しいため、業界や職種の専門知識が豊富な転職エージェントを頼ってください。
上手に転職エージェントを活用し、書類選考を突破しましょう。