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- 転職エージェントに断られる可能性があるって本当?
- 一度門前払いされたら二度と転職エージェントは使えない?
- 転職エージェントから相手にされないときはどうればいいのだろう
転職エージェントから登録を拒否されることはありません。しかし必ずしも求人を紹介してもらえるとは限らないのが事実です。
この記事では、転職エージェントに断られる理由を解説します。記事を最後まで読めば、転職エージェントが求人を紹介してくれないときの対処法がわかります。
スキルや経歴が不足していたり、転職での希望条件を高望みしていたりすると転職エージェントに断られやすくなります。スキルレベルや過去の実績を踏まえ、身の丈に合った条件を提示するのがポイントです。
転職エージェントに断られる9つの理由
転職エージェントに断られる主な理由は下記9つです。いずれか1つでも当てはまっていると断られる確率が高くなります。
- スキルや経歴が不足している
- 正社員経験がない
- 転職の意志が弱い
- 転職回数が多い
- ブランクが長い
- 希望条件を高望みしている
- 業界や業種に対応していない
- 年齢が高い
- 拠点から遠い場所に住んでいる
スキルや経歴が不足している
スキルや経験が足りていないと転職エージェントに断られやすくなます。企業が求めるレベルに達していない人を紹介しても、採用される見込みはないからです。
転職エージェントはボランティアで転職支援を行っているわけではありません。転職成功者の年収のうち約30%を企業から受け取ることで、利益を得ています。
» 転職エージェントが利益を得る仕組み
自分たちの利益を確保するためにも、転職が成功しそうな人を優先的に紹介します。スキルや経験が不足していると書類選考で落ちる確率が高いことがわかっているため、求人紹介を断られやすいのです。
» 転職エージェントで書類選考に通らない理由
正社員経験がない
過去に正社員として働いた経験がないと、転職エージェントに断られる確率が高まります。転職エージェントが保有している求人は正社員向けだからです。
フリーターやアルバイトの経験しかない人は、経験不足と見なされ求人を紹介してもらえません。一度も働いたことがないニートは門前払いされることも。
正社員経験がない人は、転職エージェントではなく転職サイトやハローワークを活用しましょう。フリーターやアルバイトしか経験がない人向けの求人が見つかりやすくなります。
転職サイトならリクナビNEXTがおすすめです。5万件以上の豊富な求人から、職歴に応じた企業を見つけられます。
転職の意志が弱い
転職に対する意志が弱かったり意欲が低かったりすると、転職エージェントに断られてしまいます。転職エージェントは転職に積極的な人を優先的にサポートするからです。
自分から情報収集や転職エージェントに質問しないなど、消極的な態度を見せてはいけません。転職エージェントはキャリアの相談をするだけでもOKですが、転職に対する姿勢は見せておきましょう。
» 転職エージェントに相談するメリット
転職エージェントからの連絡に対してレスポンスが遅い場合も、転職の意志が弱いと見なされます。「今すぐ転職する気がない人」と判断されると、印象を覆すのは困難です。
いい求人があればすぐにでも転職したいという前向きな姿勢をアピールしましょう。
転職回数が多い
短期間で何度も転職を繰り返している人は、転職エージェントに断られる可能性が高まります。企業は長く働いてくれる人材を求めているため、すぐ辞めそうな人を紹介してくれません。
転職回数が何回目から多く感じるのかは、企業や採用担当者によって意見が分かれます。マイナビ転職のインタビューによると、下記転職回数に「多い」と感じる企業がありました。
- 20代:3回
- 30代:3~5回
企業は転職回数が多い人材に対して、対人関係や仕事の進め方に問題があるのではないかと疑ってしまいます。転職エージェントは、転職しても良好な人間関係を築けそうにない人を紹介しようと思わないのです。
» 転職エージェントに見捨てられる人の特徴
ブランクが長い
職歴のブランク期間が長いと、転職エージェントに断られる可能性があります。働く意欲や仕事に対する熱意がないのではないかと疑われてしまうからです。
1年以上のブランクがる人は要注意。転職エージェントに断られる確率が高くなります。
ただしブランクが長いことは必ずしも悪いわけではありません。空白期間に何をしていたのか具体的に説明できれば、採用担当者は納得してくれます。
» 空白期間がある時の履歴書の書き方
希望条件を高望みしている
転職で叶えたい条件を高望みしすぎると、転職エージェントに断られやすくなります。求職者のレベルが企業の求める水準に達していないケースが多いからです。
業界未経験者がマネジメント職を希望する場合が考えられます。一度も業界で働いたことがない人材には重要なポストを任せられません。
年収400万円程度の人が年収1,000万円のハイクラス求人を希望するのも、条件を高望みしていると言えます。現在のレベルに合っていない条件だと求人が見つからないことがわかっているため、転職エージェントは求人を紹介してくれません。
» 転職エージェントから連絡がこない理由
現状のレベルに合った条件を提示するのがポイントです。
業界や職種に対応していない
転職エージェント自体が、求職者の希望する業界や職種に対応していないケースも考えられます。転職エージェントごと得意分野が異なるからです。
転職エージェントは総合型と特化型の2種類があります。どちらも特徴が異なるので、転職したい業界や職種に合わせて使い分けなくてはなりません。
- 総合型
- あらゆる業界や職種の求人を取り扱っている
- 特化型
- 業界や職種、地域、年代に特化した求人を取り扱っている
看護師に転職したい人が総合型の転職エージェントを使っても、希望に合った求人は見つかりにくいです。「転職エージェントの保有している求人」と「求職者が転職したい業界や職種」がズレていると、求人を紹介してもらえません。
転職したい業界や職種に合った転職エージェントを選びましょう。
» 転職エージェントの選び方
年齢が高い
転職エージェントごとサポート対象年齢がある程度決められています。あまりにも年齢が高いと企業側が提示する条件と合わないため、紹介できる求人がありません。
例えばマイナビエージェントは20代を中心とした若手向けの転職エージェント。40代などミドル層向けの求人が見つかる可能性は限りなく低いです。
ミドル世代ならJACリクルートメントを使ったほうが、いい求人に出会える確率が高まります。
» JACリクルートメントの詳細
拠点から遠い場所に住んでいる
転職エージェントの拠点から遠い場所に住んでいる人は、転職エージェントに断られる場合があります。拠点から遠すぎると、転職エージェントとの面談を実施できないからです。
面談は基本的に、転職エージェントの拠点において対面で行われます。転職エージェント側が求職者が住んでいるところへ出向くのではありません。
利用を検討している転職エージェントの拠点がどこにあるか事前に確認しましょう。
転職エージェントから相手にされない時の対処法
転職エージェントから断れられたり相手にされなかったりした時の対処法を紹介します。下記3つの方法はいずれもすぐ実践できることです。
- 同じ転職エージェントで条件を変える
- 別の転職エージェントを使う
- 転職エージェント以外の方法を使う
同じ転職エージェントで条件を変える
転職エージェントから相手にされない時は条件を変えましょう。希望条件に合う企業がないせいで、求人を紹介してもらえないケースがあるからです。
条件を変更する具体例は下記を参考にしてください。
- 年収を低くする
- 勤務エリアを広げる
- 職種を変える
特に年収は高く見積もりすぎないのがポイントです。現状の市場価値を踏まえて、適正な年収を条件として設定しましょう。
適正年収を把握しよう
転職の条件を設定するうえで、自分の適正年収を把握しておくのは重要です。dodaの「年収査定調査」を使えば、AIがあなたの適正年収を算出してくれます。
» dodaの詳細
別の転職エージェントを使う
別の転職エージェントを使って求人を探してみましょう。今使っている転職エージェントは、あなたの希望や職種、年齢などに合っていない場合があります。
転職活動では複数の転職エージェントを活用するのがポイントです。転職エージェントを併用すると下記3つのメリットがあります。
- 転職先の選択肢が広がる
- 相性が良いアドバイザーに出会える
- 多角的にキャリアを捉えられる
総合型と特化型の転職エージェントを合わせて5~6社使いましょう。最終的に3社まで絞り込めば、優秀なキャリアアドバイザーとともに転職活動を進められます。
» 転職エージェントを併用するメリット
転職エージェント以外の方法を使う
転職エージェント以外の転職方法を活用することも視野に入れましょう。転職エージェントを使わなくても、条件を指定して求人を探せます。
» 転職エージェントを使わない方がいい人は?
転職エージェントを使わない主な方法とそれぞれのメリット、デメリットは次の通りです。
方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
転職サイト | 企業が転職サイトに求人情報を掲載して、求職者が選ぶ | ・自分のペースで進められる ・数多くの企業から選べる | ・企業の内情などがわからない ・情報収集に時間がかかる |
ハローワーク | 厚生労働省が管轄する職業紹介所 | ・地元の求人が多い ・無料で職業訓練を受けられる | ブラックな求人が紛れていることがある |
直接応募 | 企業公式HPから直接応募する | 行きたい企業へピンポイントで応募できる | 必ず返事をもらえるとは限らない |
リファラル採用 | 企業で働いている人から紹介してもらう | ・選考がスムーズに進む ・事前にスキルなどを知ってもらえる | 内定を辞退すると紹介者の顔に泥を塗る |
ハローワークは求人の質に差があり、直接応募やリファラル採用は難易度が高すぎます。転職エージェント以外の方法で確実に転職先を見つけるなら、転職サイトを活用しましょう。
» 転職エージェントと転職サイトの違い
» 転職エージェントが直接応募より有利な理由
転職エージェントに断られないためのポイント
転職エージェントに断られないためにはコツがあります。下記5つのポイントを押さえ、転職エージェントから転職サポートを受けましょう。
- スキルを身に付ける
- 希望条件を整理する
- 転職理由を明確にする
- 転職エージェントの特徴を理解する
- 自分に合う転職エージェントを選ぶ
スキルを身に付ける
まずはスキルや経歴を磨きましょう。企業の求める水準に達するまでレベルアップしてください。企業研究を丁寧に行えば、企業の求めるレベルがある程度見えてきます。
» 企業研究のやり方
応募企業の仕事内容に関係のある資格を取得するのも有効な手段です。高い専門性を身につけていると見なされ、転職エージェントから求人を紹介してもらいやすくなります。
転職理由を明確にする
転職回数が多い人は転職理由を明確にしましょう。曖昧な転職理由では転職エージェントから「またすぐに辞める」と判断され、相手にしてもらえません。
転職理由で嘘を付くのはNG。しかし職場の雰囲気が合わなかったなど、ネガティブな理由を正直に伝える必要はありません。前向きな転職理由を伝えたうえで、今後どうしたいのか具体的なビジョンをアピールしましょう。
ブランクが長い人も転職理由を明確にすべきです。下記のように空白期間で何をしていたのかを伝えると、転職エージェントも納得してくれます。
- 語学留学
- 資格試験の勉強
- 親の介護
転職で叶えたい条件より先に転職理由をはっきりさせておきましょう。
» 転職エージェントの賢い使い方と注意点
希望条件を整理する
希望条件を整理したうえで転職エージェントに伝えましょう。転職ですべての条件を叶えることは不可能だからです。
条件が多すぎると、希望に合った求人が見つかりません。「高望みしている」と判断されれば、転職エージェントから門前払いを食らいます。
職種や年収など今の自分に合った条件を考えたうえで、優先順位をつけましょう。
転職エージェントの特徴を理解する
転職エージェントには得意分野があることを理解しましょう。すべての転職エージェントがあらゆる業界の求人を保有しているわけではありません。
代表的な転職エージェントの得意分野は次の通りです。
転職エージェント | 得意分野 |
リクルートエージェント | 医薬・製薬、IT業界、電気・機械他多数 |
type転職エージェント | IT、営業、エンジニア、管理・専門系など |
JACリクルートメント | 外資系企業、グローバル企業、マネジメント、専門職 |
doda | 製造業を中心に総合的に対応 |
パソナキャリア | IT、電気機械、営業など |
得意分野からズレている求人を探そうとすると、転職エージェントに断られる可能性が高まります。それぞれの特徴を踏まえて、転職したい業界や職種に強い転職エージェントを利用しましょう。
自分に合う転職エージェントを選ぶ
年齢や住んでいる地域など、自分に合う転職エージェントを選びましょう。職歴や勤務エリアに応じて正しいサポートを受けるためです。
例えば20代の若手が、ミドル層やハイクラス転職に特化したJACリクルートメントを使うのはおすすめできません。年代や経歴がズレているため、相手にされない可能性が高いです。
現状を踏まえ、今の自分に合った転職エージェントを選ぶのが重要です。
転職エージェントに断られた時は理由を整理しよう
転職エージェントに断られる理由は下記9つです。1つでも当てはまれば断られる確率が高くなります。
- スキルや経歴が不足している
- 正社員経験がない
- 転職の意志が弱い
- 転職回数が多い
- ブランクが長い
- 希望条件を高望みしている
- 業界や業種に対応していない
- 年齢が高い
- 拠点から遠い場所に住んでいる
転職エージェントから相手にされない時は、ほかの転職エージェントを活用しましょう。複数の転職エージェントを使うことで、転職先の選択肢が広がったりいい求人に出会えたりする可能性があります。
転職エージェントは完全無料です。転職エージェントを併用して、理想の転職を実現させましょう。