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- 転職エージェントでの面談内容を押さえておきたい
- 転職エージェントの面談に必要な準備が知りたい
- 転職エージェント面談で気を付けるべきポイントが知りたい
転職エージェントに登録後、最初に行うのがキャリアアドバイザーとの面談です。
しかし、初めての転職エージェント利用では、面談の内容が分からず準備に困るもの。適切な準備をしないと、時間をムダにするだけでなく優良な求人紹介を逃す可能性もあります。
本記事では、転職エージェント面談に必要な準備・当日の内容・注意点まで網羅的に解説します。記事を読むことで、転職エージェント面談に関する疑問が消え、無駄なく効率的に活用するためのポイントが分かるはずです。
転職エージェントとの面談では、以下3点が重要です。
- 面談前に「キャリアの振り返り」と「希望条件の整理」をする
- 面談では本音で話し、キャリアについて主体的に考える
- ビジネスマナーを守り、アドバイザーと良好な関係を築く
転職エージェントとの面談をうまく活用し、転職活動を有利に進めましょう。
転職エージェントとの面談とは
転職エージェントとの面談について、最初に以下3点を押さえましょう。
- 面談の目的は「転職活動方針の擦り合わせ」
- 面談はキャンセルできる
- 相談するだけでもOK
面談の目的は「転職活動方針の擦り合わせ」
転職エージェント面談は、担当のキャリアアドバイザーと「転職活動方針の擦り合わせ」を行うために実施します。転職希望者とエージェントの間で認識にずれがある場合、希望に沿った求人紹介が難しくなるからです。
キャリアアドバイザーは、キャリア形成のプロです。あなたの経歴や転職意向を汲み取り、最適な転職先を提案します。
転職活動を成功させるためのパートナーとして、活動方針を擦り合わせましょう。
面談はキャンセルできる
転職エージェントの面談はキャンセル可能です。面談をキャンセルする理由は以下3つが考えられます。
- 転職先が決まった
- 他に良い転職エージェントが見つかった
- 転職活動をやめる
しかし「転職先が決まった」場合以外は、そのまま面談を受けるのがおすすめです。転職エージェントと新規で面談するメリットは大きいからです。
初めての面談であればキャリアについて考える貴重な機会となります。すでに他社を利用している場合でも、別の角度からキャリアの選択肢を広げてくれます。
スケジュールが難しい場合は、日程の再調整も可能です。キャンセル・日程変更ともに、ビジネスマナーを守って早めに連絡を入れましょう。
相談するだけでもOK
転職エージェントの利用は、相談するだけでもOKです。転職エージェントとの面談では、これまでのキャリアや仕事に求めるものを深掘りします。
» 転職エージェントに相談だけするメリット
「今の仕事を続けるのがベスト」という結論になる可能性もあるでしょう。しかし、転職という選択肢を検討し、納得して結論を出すことに価値があります。
転職エージェントの利用は無料です。気軽に利用しましょう。
転職エージェントとの面談の流れ
転職エージェントとの面談は、以下の流れで進行します。
- 自己紹介
- これまでのキャリアの棚卸
- 転職先の希望条件を整理
- 転職スケジュールの設計
- 求人情報の紹介
STEP1:自己紹介
お互いに自己紹介をします。以下の内容にも簡単に触れましょう。
- これまでの経歴
- 転職を検討し始めたきっかけ
同じ業界出身のキャリアアドバイザーが担当に就くことも多いです。アドバイザーのキャリアを詳しく聞いてみるのもおすすめです。自身のキャリアの参考になる他、アドバイザーとの距離も縮まります。
STEP2:これまでのキャリアの棚卸
これまでのキャリアを棚卸します。あなたの強み・弱みや仕事へのこだわりを洗い出すことで、的確な求人紹介につなげるためです。
どのような職務を経験し、スキルを磨いてきたのか、アドバイザーの質問により深掘りします。自分では気付かない長所やこだわりの発見につながるでしょう。
できれば面談前に時間を取り、キャリアを振り返りましょう。キャリアを振り返った後に第三者であるアドバイザーの意見を聞くことで、深い自己分析につながります。
» 転職に成功する自己分析のやり方
STEP3:転職先の希望条件を整理
転職先の希望条件を整理します。以下ポイントをクリアにしましょう。
- 年収
- 業界
- 職種
- 通勤時間
- 勤務時間
- 転勤の有無
- 年間休日日数
- ワークスタイル(在宅OKなど)
「譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」を分けて考えるのがおすすめです。「譲れない条件」に当てはまらない求人は除外でき、効率的に求人紹介が受けられるからです。
STEP4:転職スケジュールの設計
面談後の転職スケジュールを設計します。転職はいつがベストか、事前に考えましょう。
一般的に、転職エージェント登録から転職完了までは3~6ヶ月かかります。転職の意志が固まっていない場合は、6ヶ月~1年後と答えましょう。
希望転職時期に合わせて、アドバイザーが今後のスケジュールを立てます。
STEP5:求人情報の紹介
希望に当てはまる求人があれば紹介を受けます。
転職活動は早いもの勝ちです。企業が求める人材が見つかった時点で、求人募集は終了となります。理想の求人があれば、前向きに検討しましょう。
希望に合わなければ、その場で断ってOKです。断りの理由を伝えることで、アドバイザーによるその後の求人紹介の精度が上がります。
» 転職エージェントおすすめランキング
転職エージェントとの面談で必ず聞かれる質問
転職エージェントとの面談では、以下質問は必ず聞かれます。
- 転職活動の進捗状況
- 転職検討のきっかけ
- 転職先に求めるもの
- 希望する転職スケジュール
転職活動の進捗状況
現在の転職活動の進捗を聞かれます。現状を把握することで、あなたの転職意欲の高さや、転職決定までのスケジュール感を掴めるからです。
他の転職エージェントの利用状況も聞かれます。転職エージェントの併用は悪いことではありません。選考が進むと、他のエージェントとの調整が必要になる場面もあります。
他の転職エージェントの利用状況は、正直に伝えましょう。
転職検討のきっかけ
転職を検討し始めたきっかけを聞かれます。現在の職場への不満や、将来のキャリアプランなどが挙がるでしょう。
転職を考え始めた背景を知ることで、求職者に寄り添ったサポートが可能になります。
転職先に求めるもの
転職先に求めるものを聞かれます。優先すべきポイントを知ることが、最適な求人紹介につながるからです。
希望条件が詰め切れなくてもOKです。求人紹介を受けて検討する中で、徐々に希望条件が絞られます。
希望する転職スケジュール
今後の転職スケジュールも聞かれます。現在の仕事や家族の都合などを踏まえ、ベストなタイミングを検討しましょう。
転職活動は時間がかかります。複数の企業に応募し、スケジュールを調整しながら進める必要があります。
少し余裕を見て、早めに行動することで有利に進められるでしょう。
転職エージェントの面談|場所・時間・服装・持ち物
転職エージェント面談の実施場所やかかる時間、服装、持ち物は以下の通りです。
- 場所はオフィスかオンライン
- 所要時間は1~1.5時間
- 平日夜・土曜日がおすすめ
- オフィスカジュアル・スーツが理想
- 持ち物は履歴書と職務経歴書
場所はオフィスかオンライン
面談は転職エージェントのオフィス、またはオンラインで実施されます。近年は新型コロナの影響もあり、オンライン面談を推奨するエージェントが増えています。
転職エージェントとの面談は、移動時間も含めると3~4時間程度かかります。オンライン面談を積極的に活用し、効率よく進めましょう。
電話面談はおすすめしない
電話面談はおすすめしません。声だけのコミュニケーションでは、あなたの「人となり」が伝わりにくいからです。キャリアアドバイザーと良い関係を築くことが、転職活動の成功につながります。
» 転職エージェントの電話面談のコツ
所要時間は1~1.5時間
転職エージェント面談の所要時間は1~1.5時間程度が目安です。
転職活動中の貴重な時間です。事前に思考をまとめ、無駄のない面談時間にしましょう。
平日夜・土曜日がおすすめ
転職エージェントとの面談は、平日夜か土曜日がおすすめです。面談の受付時間は転職エージェントによって異なりますが、概ね以下の通りです。
- 平日:10時~21時
- 土曜:10時~18時
- 日祝:一部対応
仕事を続けながら転職活動をする人は、平日日中に時間を確保するのは難しいでしょう。定時に退社できれば、平日夜でも間に合います。
土曜日に面談を受け付けているエージェントも多いです。
平日が難しければ土曜日を選びましょう。
オフィスカジュアル・スーツが理想
面談時の服装は、オフィスカジュアルまたはスーツが理想です。キャリアアドバイザーから外見の印象を含めたアドバイスがもらえるからです。
オフィスカジュアルとは
ビジネスシーンに適した服装でありつつ、スーツよりは少し崩した恰好のこと。上半身はシャツ(女性はブラウスも可)の上にジャケット、下半身はパンツといった服装。
私服OKとされている転職エージェントもあります。しかし、面接でのあなたの印象をアドバイザーに把握してもらうことで、的確なアドバイスが受けやすくなります。
持ち物は履歴書と職務経歴書
転職エージェントとの面談時には、履歴書と職務経歴書の持参が必要です。
- 履歴書
- 氏名・年齢・学歴・職歴などの基本情報
- 職務経歴書
- これまでの業務経験・培ったスキル
各転職エージェントのウェブサイトにフォーマットが準備されています。
事前にフォーマットへの入力を済ませましょう。
履歴書・職務経歴書は面談前にアドバイザーに送付しておくのがおすすめです。スムーズに相談に入れます。
» 履歴書の郵送方法と封筒サイズの選び方
転職エージェント面談を成功させるポイント
転職エージェント面談を成功させるポイントは、以下5点です。
- 希望と合わない求人は断る
- 本音で質問に答えて相談する
- 転職エージェントの特徴に応じて対応する
- 主体性を持ってキャリアと向き合う
- 転職エージェント以外からも情報収集する
希望と合わない求人は断る
希望と合わない求人を紹介されたら、迷わず断りましょう。
キャリアアドバイザーに気を遣って断らずにいると「興味あり」と判断されます。その後の求人選定にも影響を及ぼすでしょう。
断る理由を明確に伝えることで、その後に紹介される求人の精度も向上します。
» 転職エージェントの状況別断り方
» むかつく転職エージェントへの対処法
本音で質問に答えて相談する
キャリアアドバイザーには本音で質問に答え、本音で相談しましょう。
転職エージェント面談は、企業の面接ではありません。リラックスして話すことで、転職先への希望条件がアドバイザーに伝わりやすくなります。
建前で話を進めると、意図とは異なる解釈をされる可能性もあります。正確な意思疎通のため、アドバイザーとの対話には本音で向き合いましょう。
転職エージェントの特徴に応じて対応する
転職エージェントの特徴に応じて対応しましょう。各社、異なる強みを持っているからです。
転職エージェントには、総合型・特化型の2つがあります。
- 総合型
- 幅広い業界をカバーする大手エージェント
- 特化型
- 特定の業界・職種・年代に強い中小エージェント
キャリアの可能性を広げるため、総合型・特化型の併用が望ましいです。総合型エージェントとの面談では、希望する業界・職種以外の求人も幅広く紹介してもらいましょう。キャリアの可能性を広げられます。
» 失敗しない転職エージェントの選び方
特化型エージェントとの面談時には、業界の実情や求められる人物像を引き出すようにしましょう。転職活動を有利に進める貴重な情報源となります。
» 転職エージェントの賢い使い方と注意点
主体性を持ってキャリアと向き合う
転職エージェントとの面談では、主体性を持って自らのキャリアと向き合いましょう。アドバイザーはキャリア形成のプロです。理想のキャリア像を作り上げるため手助けをしてくれます。
しかし、あなたの全てを知っているわけではありません。本人の意志が不明確であれば、うまく導けません。
面談前にも自分のキャリア形成と向き合う時間を設け、考えを整理しておきましょう。
転職エージェント以外からも情報収集する
転職エージェント以外からも情報を収集しましょう。面談時に提供された情報を客観的に判断できます。他に情報がなければ、アドバイザーから提供された情報の良し悪しが分かりません。
転職に関する情報収集は、以下3つの方法があります。
転職活動は長期戦です。日々少しずつでも情報収集する意識が、転職活動の成功につながります。
» 転職に役立つ業界研究のやり方と目的
転職エージェント面談の注意点
転職エージェント面談時の注意点は、以下4つです。
- 愚痴に時間を使わない
- 面談の日時を守る
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 面談後のお礼メールを忘れない
愚痴に時間を使わない
愚痴に時間を使うのはやめましょう。キャリアアドバイザー・自分自身ともに貴重な時間を使った面談です。愚痴を言っても、転職活動の成功にはつながりません。
現在の職場への不満が、転職活動のきっかけになることも多いです。転職先に求めるものをクリアにするため、現状への不満は大切なポイントになります。
不満の原因となっている状況を客観的に語り、無駄な時間は省きましょう。
面談の日時を守る
面談の時間を守りましょう。社会人としては当たり前です。しかし「お客様意識」が働くと時間にルーズになりがちです。
キャリアアドバイザーは、あなたが「企業に紹介できる人物か」を見ています。時間にルーズだと認識された場合、転職のチャンスも失うでしょう。信頼できない人物を企業には紹介できないからです。
間に合わない可能性がある場合は、分かった時点で即連絡を入れましょう。
» 転職エージェントに見捨てられる人の特徴
経歴・スキルに嘘はつかない
経歴やスキルに嘘をつくのはやめましょう。良い条件を引き出すため、嘘をついてしまう方もいます。
嘘がばれた場合、転職エージェント・応募先企業双方の信頼を失います。転職活動中に嘘がばれなかった場合でも、転職先での業務が始まればすぐにばれるでしょう。内容によっては解雇されるケースもあります。
嘘をつくのではなく、自分の経歴・スキルを魅力的に伝える方法を考えましょう。
面談後のお礼メールを忘れない
面談後にはお礼メールをすると効果的です。単なる挨拶ではなく、今後のステップを記載するとアドバイザーのサポートが受けやすいです。
「いつまでに何をやるか」を伝えることで、アドバイザー側でもやるべきことが明確になります。
お礼メールの例
件名:面談のお礼
(会社名) 〇〇様
お世話になっております。
本日、面談させて頂きました△△です。
貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。
転職活動に不安を感じていたのですが、〇〇様との面談を通して気持ちが整理できました。
ご指摘頂いた「自分の強みを数字で示す」という部分について、キャリアを振り返って改めて整理してみます。来週にはお送りしますので、またぜひアドバイスをお願いします。
〇〇様の方でも、希望する□□業界で条件に合う求人が出てきましたら、ぜひご紹介頂けますと幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
アドバイザーは複数の転職活動者を抱えています。タイミングによっては後回しにされる可能性もあるでしょう。
適切なサポートを受けるためにも、面談後のお礼メールで自分の存在をアピールしましょう。
» ビジネスメールのマナーと書き方
転職エージェント面談は転職成功への第一歩
転職エージェント面談の目的は、担当アドバイザーとの「転職活動方針の擦り合わせ」です。適切な準備をして臨み、転職活動を有利に進めましょう。
転職エージェント面談を成功させるポイントは以下5つです。
- 希望と合わない求人は断る
- 本音で質問に答えて相談する
- 転職エージェントの特徴に応じて対応する
- 主体性を持ってキャリアと向き合う
- 転職エージェント以外からも情報収集する
転職エージェント面談の注意点は以下4つです。
- 愚痴に時間を使わない
- 面談の日時を守る
- 経歴・スキルに嘘はつかない
- 面談後のお礼メールを忘れない
面談を通してキャリアアドバイザーと良好な関係を築き、転職活動を成功させましょう。
数ある中から転職のプロが厳選!
最強の転職エージェントTOP5