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- 履歴書に空欄ができてしまった!このまま提出しても良い?
- 空欄のある履歴書のイメージは悪い?
- 履歴書に空欄ができたときの正しい対処方法は?
履歴書は応募企業にあなたを知ってもらうための重要書類です。空欄ができると「採用に不利に働くのでは…」と悩みますよね。
当記事では履歴書で空欄ができたときの対処方法や、記述に悩みやすい9項目の書き方を詳しく紹介します。参考にすると空欄への正しい対処方法がわかり、書き方に悩むこともなくなります。
基本的に履歴書は全ての項目がしっかりと埋められているのが理想です。どうしても書ける内容がないときは空欄は避けて、それぞれの項目に適した文章で埋めましょう。
履歴書の空欄への対処方法
履歴書に空欄ができた場合の正しい対処方法は、履歴書の項目によって異なります。
履歴書はこれまでの経歴を伝えるだけでなく、あなた自身を応募企業にアピールする書類でもあります。どの欄もしっかり埋めてあるのが理想ですが「どうしても書くことがない」という場合もあるでしょう。
その場合は項目の趣旨に合わせて、正しく自身の状況を伝えるようにしましょう。
書き方に迷ったら以下の表を参考にしてください。詳細は「項目」からクリックで飛べるようになっています。
- 志望動機
- ・「特になし」「特にありません」はNG
・企業分析や自己分析を行い、企業で働きたい理由を具体的に記入 - 自己PR
- ・「特になし」「特にありません」はNG
・企業分析を行い、企業が求める人物像に沿った自己PR文を記入 - 連絡先
- ・上の段には現住所を書く
・下の段には緊急連絡先を書く
・緊急連絡先が現住所と同じ場合は「同上」
・緊急連絡先が電話番号は同じであれば空欄
・「固定電話」と指定されている場合、設置していなければ「なし」 - 本人希望
- ・基本は「貴社の規定に従います」
・単なる希望・要望はNG
・仕事をする上で譲歩できない条件があれば記入
・「転職活動中(在職中)で連絡のつきにくい時間帯がある」「複数職種を企業で応募している場合の希望職種」は内容を記入 - 免許・資格
- ・免許・資格がなければ「特になし」
・勉強中であれば「◯◯資格取得のため勉強中」
・取得予定であれば「◯◯年◯月資格取得予定」 - 趣味・特技
- ・面接で話題になることも多いため基本的には記載するが、どうしても書けなければ「特になし」
・「ギャンブル」「タバコ」などはNG - 健康状態
- ・特に問題がなければ「良好」「極めて良好」
・仕事に支障が出る病状があれば記載(通院による有給希望、病状によって行えない行為など) - 長所・短所
- ・「特になし」はNG
・自己分析を行い、長所・短所どちらにもなるものを選ぶ - 課外活動
- ・「特になし」はNG
・特別な経験でなくても良いので、授業以外で得た経験・スキルがどう活かせるのかを記入
空欄を避けるために経歴を偽るのは絶対にNG
空欄を避けようと無理して経歴を偽ったり嘘を書いたりするのはNGです。経歴を偽ると採用取り消しや解雇など重大な問題を引き起こします。また嘘は面接などでばれてマイナス評価を受けてしまいます。
» 履歴書に嘘を書くのは絶対ダメな理由
書くべきことがなければ「特になし」と書いても良い項目もありますが、基本的には書かないようにしてください。多用するとやる気がないように思われて、良い評価を得られません。
» 履歴書で悩みやすい9項目の書き方
履歴書に空欄がNGな理由
履歴書を空欄にしておくのは好ましくありません。理由は以下の通りです。
- 空欄の意図を採用担当者が理解できない
- 空欄が多いと読まれないこともある
空欄があると採用担当者から良い評価を得られなくなるため注意してください。
空欄の意図を採用担当者が理解できない
履歴書の一部が空欄だった場合、書くことがなくあえて空欄にしたのか、記入を忘れてしまっただけなのか採用担当者は理解できません。書くことがなくても項目に合わせて意思表示を行い、空欄は避けましょう。
空欄は読む人への配慮が欠けており、ビジネスマナーが理解できていないと捉えられてしまうこともあります。また問われたことに意思表示ができていない点でも良くありません。
履歴書は応募企業にあなた自身の魅力を知ってもらうための大切な書類です。空欄の意図がわからなければ、あなた自身のことも理解してもらえなくなってしまいます。
空欄がしっかりと埋まっていると正しくあなた自身を理解してくれて、魅力も伝わるはずです。
空欄が多いと読まれないこともある
採用担当者は毎日たくさんの履歴書に目を通します。空欄が多い履歴書は「やる気がなさそう」「志望度が低そう」という印象を受け、読んでもらえない可能性もあります。
履歴書はあなたの第一印象を左右する大切な書類です。履歴書の項目がしっかりと埋まっていると応募への真剣さも伝わります。
空欄を減らすには履歴書の種類を変えるのもおすすめです。履歴書には様々な種類があり、書かれている項目や特徴が異なります。
- JIS規格
- 学歴・職歴欄が大きく、志望動機欄・自己PR欄などのフリースペースが小さい
- 一般用
- 志望動機欄・自己PR欄・趣味特技欄などのフリースペースが多い
- 転職用
- 職歴欄が大きく、退職理由などを詳細に書けるようになっている
それぞれの履歴書を見比べてみて、なるべく空欄が少なくなるものを選びましょう。
空欄を避けて読まれる履歴書づくりを心がけてください。
» 内定をつかむ履歴書の選び方
魅力的な履歴書を作る方法
企業にとって魅力的な履歴書を作るためにも転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントは書類添削により、ビジネスマナーなどのチェックを行ってくれます。転職エージェントの利用は完全無料なので損することはありません。
» 転職エージェントおすすめランキング
【空欄を防ぐ】履歴書で悩みやすい9項目の書き方
履歴書の中には書き方に悩む項目があります。ここからは悩みやすい9項目の書き方を解説します。
- 志望動機欄
- 自己PR欄
- 連絡先
- 本人希望欄
- 免許・資格欄
- 趣味・特技欄
- 健康状態欄
- 長所・短所欄
- 課外活動欄
書くべき内容や適切な書き方がわかると空欄を減らすことができ、良い印象を得られるでしょう。
志望動機欄
志望動機欄は履歴書の中でも採用担当者が重要視する項目です。「思いつかない」「書くのが大変」という理由で「特になし」と書いてしまうのは入社意欲が感じられなくなるのでNGです。
書き方次第で高い入社意欲があることをアピールできます。
志望動機欄は企業研究や自己分析を行ってから書きます。応募企業で働きたい理由を熱意とともに具体的に記しましょう。
» 転職が成功する企業研究のやり方
志望動機が魅力的であれば採用担当者からも好感を得られて、書類選考の次のステップに進めるはずです。手間はかかりますが重要な項目なので、それぞれの応募企業ごとにしっかりと考えて書きましょう。
» 転職時の履歴書の志望動機の書き方・手順
自己PR欄
自己PR欄は自分の持つスキルや企業への適正をアピールできる項目です。企業が求める人物像に合致した内容を記載できれば、採用にもぐっと近づけます。
「特になし」と何もアピールしないことは避けましょう。アピールチャンスを失うだけでなく「企業分析を何もしていない」「仕事への適正がないのでは」と誤解を生みかねません。
企業分析を行い、企業が求める人物像に沿った自己PRになるように文章を考えます。
「自分を採用するメリット」「自分の強みや実績、知識・経験がどのように活かせるのか」を体験談を含めて書くと具体的にイメージしやすく好印象を得られます。
» 履歴書の自己PRの書き方と例文
連絡先
採用担当者からの電話連絡や内定通知などの書類のやり取りなど、連絡先は重要です。
連絡先の欄は2段に分かれています。上の段には現住所を書き、下の段には緊急連絡先を書きます。緊急連絡先が現住所と同じ場合には「同上」と記載しましょう。
「同上」と「〃」の使い分け
「同上」と「〃」は同じ意味ですが、「〃」と省略してしまうのは重要な文書である履歴書には好ましくありません。「同上」ときちんと書くようにしましょう。
» 履歴書での同上の書き方と注意点
電話番号は同じであれば空欄でOKです。「固定電話」と項目で指定されていても、固定電話を設置していなければ「なし」と記入します。
» 履歴書の電話番号の記入方法
緊急連絡先の書き方のパターンは、別の記事で詳しく解説しています。
» 履歴書の緊急連絡先の書き方
本人希望欄
本人希望欄は基本的には「貴社の規定に従います」と書きます。「特になし」はやる気がないように感じられてしまうためNGです。
採用担当者は本人希望欄に書かれた内容を「応募者が譲歩できない条件」と認識します。単なる希望や要望を並べるとマイナスのイメージとなるので控えましょう。
ただし下記の条件に当てはまる場合には、それぞれに合わせて内容を記入します。
- やむを得ない家庭の事情があり就業時間・場所を希望したい場合
- 転職活動中(在職中)で連絡のつきにくい時間帯がある場合
- 複数職種を企業で応募している場合の希望職種
応募企業への特別な希望がない場合や、上記項目に当てはまらない場合には「貴社の規定に従います」の一文を書きましょう。
» 履歴書の本人希望欄の書き方と記載例
免許・資格欄
免許・資格欄はなければ正直に「特になし」と書きます。
記載するものがないからと嘘を書くのは絶対にNGです。履歴書で嘘の内容を書いてしまうと、採用取り消しや解雇など後に重大なトラブルを引き起こす場合があります。
» 履歴書・職務経歴書に嘘はダメな理由
現在は履歴書に書けるような免許・資格を持っていなくても、勉強中であれば「◯◯資格取得のため勉強中」。取得予定があれば「◯◯年◯月資格取得予定」と記載しておきましょう。
免許・資格欄では応募企業と関わりのあるものや国家資格等を書きます。趣味特技に関する資格は趣味特技欄に記載しましょう。
» 履歴書の免許・資格の書き方と見本
趣味・特技欄
趣味・特技欄は選考を大きく左右するわけではありませんが、面接時に話題となることも多い項目です。消極的な印象となってしまうため「特になし」はなるべく書かないようにしましょう。
どうしても書ける趣味や特技がなければ、初めから趣味・特技欄のない履歴書を選定するのがおすすめです。
趣味・特技欄は箇条書きで記載します。「ギャンブル」や「タバコ」といった項目は印象が悪くなるため避けてください。
応募企業の企業分析をして、なるべく仕事上で活かせそうな内容の趣味や特技を書くようにしましょう。
健康状態欄
健康状態は特に体調に問題がなければ「良好」や「極めて良好」。持病やケガなどで通院していて、仕事に支障が出るような病状があれば、その状況を記載します。
詳細な病名などは伏せても構いません。書くときには以下の内容を含めて書きましょう。
- 通院頻度、通院のための休暇希望
- 業務に支障がある症状
- 病状により行えない行為(重たいものを持ち上げるなど)
精神疾患等は記載するか迷いますが、現在完治済みであれば「良好」と書き、治療中であればその状況を具体的に書いてください。
健康状態で採用選考が不利になることはない
健康状態で採用選考が不利になることはありません。採用基準に健康状態を含めないよう厚生労働省で定められているためです。
健康状態欄は特に問題がなくても空欄は避け、自身の状態を伝えましょう。
» 履歴書の健康状態欄の正しい書き方と注意点
長所・短所欄
長所・短所欄は自分の性格や人柄を書く部分です。思いつかなくても「特になし」はNGです。
長所・短所欄では自己分析力を採用担当者に見られています。「特になし」と書かれていると「自己分析ができていない」と取られてマイナスイメージとなってしまいます。
書く前には自己分析を行い、長所・短所のどちらにもなるものを選ぶと良いでしょう。
適当に書くと長所・短所で内容が矛盾したり、応募企業や職種と合わないものを書いてしまったりします。採用担当者から良い印象を得られなくなるので注意しましょう。
» 履歴書で好印象な長所と短所の書き方
課外活動欄
課外活動欄は経験やスキルをアピールできる欄です。授業外のサークルやアルバイト等の活動を通して得たスキルが応募企業でどう活かせるのかを書きます。
記載内容は特別な経験でなくても良いので「特になし」と書くことは控えましょう。自身のアピールチャンスを失うだけでなく、志望度ややる気が低そうに感じられてしまいます。
課外活動を通してどのようなスキルを身につけられたのか。具体的に仕事にどう活かせるのかを書きましょう。
» 履歴書での課外活動の書き方と7つの例文
空欄のない履歴書はやる気のアピールに不可欠
履歴書はどの項目も回答を埋めてあることが理想的です。どうしても書くことがない場合は項目に合わせて文章を書きましょう。
書き方がわからず空欄にしてしまうと、記入漏れなのか書くことがなかったのか採用担当者は判断できません。読み手への配慮が欠けており、入社意欲や応募への真剣さがないようにも感じられてしまいます。
履歴書は単に経歴を伝えるだけでなく、あなた自身が応募企業に適正があることをアピールする書類でもあります。あなたのやる気や熱意を示すためにも、空欄のない履歴書を作成しましょう。
» 転職に成功する履歴書の書き方と例文
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