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- 履歴書を一生懸命書いたのに、完成間際で間違えてしまった…
- 間違えた履歴書は修正液や修正テープを使って直してもいいの?
- 修正した履歴書を提出すると採用に影響する?
履歴書は人生を好転させるための重要な書類です。記載ミスしたとき、書き直した方がいいのはわかっていても時間がないと対応に悩んでしまいます。
この記事では、間違えた履歴書の正しい修正方法を紹介します。記事を読めば正しい対処法がわかり、採用への悪影響を減らせるはずです。
間違えた履歴書は書き直しするのが原則ですが、やむを得ない場合には二重線と訂正印で修正しましょう。修正液や修正テープを使用するのはNGです。
» 履歴書を書き直す場合にミスを減らす方法
修正した履歴書でも落ちない人はいる
修正された履歴書は採用に少なからず影響します。「ミスのごまかしをする人」「志望度が低い人」という印象を与えるからです。
訂正印や修正テープがあっても受かった事例はありますが、完璧な履歴書を持ってくるライバルよりも不利なことは間違いありません。
書き直した方が書類選考を突破できる
間違えた履歴書はすべて書き直しが基本です。履歴書の時点で少しでも悪い印象を与えると、書類選考の通過率は下がります。
「マイナビ転職」が行った調査によると、書類選考の時点で落とされる確率は7割でした
応募して書類選考を通過する確率は30%、そこから一次面接を通過する確率は30%、その後最終面接を通過し、内定を得る確率は50%でした。
マイナビ転職
ただでさえ低い通過率の書類選考を突破するには、魅力的な履歴書を書くことが必要です。
提出期限まで時間があるなら、履歴書は必ず書き直しましょう。
時間がない場合は修正して提出する
提出期限まで時間がない場合は、常識的ではないという認識をもった上で修正した履歴書を提出してください。書類選考の確率は下がりますが、絶対に落ちるとは限りません。
正しい方法で履歴書を修正すれば、ビジネスマナーのある人材と思ってもらえる場合もあります。受かる可能性がある限り、諦めてはいけません。
パソコンで作成してもOK
修正した履歴書を提出するのが不安な人は、新たにパソコンで作成してもいいでしょう。手書きと指定されていない限り、履歴書はパソコンで作成しても大丈夫です。
履歴書をパソコンで作成すれば、以下のメリットがあります。
- 修正が簡単
- 素早く作成可能
- 悪筆やクセ文字にならない
- パソコンスキルをアピールできる
パソコンであれば短時間で作成できるため、提出期限が明日でも間に合う可能性が高いです。急いで作成してミスをしてもすぐに修正できます。
パソコンで作成した履歴書は必ずプリントして紙面で確認しましょう。パソコンの画面だけだと、誤字脱字等の間違いに気付きにくいです。
» パソコンの入力ミスを見つける方法
印刷するコピー用紙は、A4・B5どちらでも構いません。自宅で印刷する場合は、2枚に分けて印刷してください。自宅にプリンターがなくてもコンビニで印刷できます。
» 履歴書にコピー用紙はだめ?
転職ではA4サイズが一般的です。
間違えた履歴書の修正の仕方
履歴書に記載ミスしてしまったのに提出期限が迫っている場合、正しい修正の仕方で乗り切りましょう。書き直しする方が望ましいですが、時間がない場合は仕方ありません。
ズボラな印象を与えないように、誠実な対応を取ってください。
履歴書の修正では、以下の2つを押さえましょう。
- 二重線と訂正印で修正
- 修正液・修正テープはNG
二重線と訂正印で修正
履歴書を間違えた場合、二重線と訂正印で修正します。間違えた文字に対して、以下の手順で進めましょう。
- 二重線を引く
- 訂正印を押す
- 正しい記載内容を上の余白に書く
二重線はボールペンと定規でまっすぐ引きます。「行政書士」を「行政署士」と書いてしまった場合は「署」だけでなく「行政署士」の4文字に二重線を引いてください。
訂正印は原則、朱肉で押すタイプのハンコを使用します。個人情報流出の恐れがあるため、実印や銀行印は使用NGです。
修正箇所以外の文字に印影がかかると読みにくくなってしまいます。訂正印のサイズは6mm前後が適していますが、なければできるだけ関係ない文字にかからないように配慮しましょう。
正しい記載内容をミスした箇所の上に書けない場合は、横や下などの余白部分に書けば大丈夫です。
上記の二重線と訂正印での修正方法は、公的な書類の修正時にも使われるものです。ビジネスマナーを心得ていると理解してもらえます。
» 一発で成功する履歴書の印鑑の押し方
修正液・修正テープはNG
履歴書の記載ミスに修正液と修正テープは絶対にNGです。修正液や修正テープを使うと、元に記載されていた文字がわからなくなります。
修正部分を誰が消して誰が書き直したのかを証明できません。重要な書類としての信憑性が失われ、採用担当者にも「間違いをごまかす人」というネガティブな印象を持たれます。
ビジネスマナーを理解していない・勉強もしていないと受け取られてしまい、マイナス評価に繋がります。
間違えた履歴書を修正する場合は修正液や修正テープは使わずに、二重線と訂正印を使用しましょう。間違えて修正テープ等を使ってしまった場合は、必ず書き直さなければいけません。
書き直しする履歴書の記載ミスを減らす方法
履歴書を書き直しても、また記載ミスをしては時間の無駄です。履歴書の記載ミスを減らすためも、以下の2つを実践してみてください。
- 鉛筆やシャープペンシルで下書きする
- 見本を準備する
鉛筆やシャープペンシルで下書きする
履歴書を鉛筆やシャープペンシルで下書きをすれば記載ミスを減らせます。鉛筆やシャープペンシルで下書きをするメリットは以下の通りです。
- 何度も書き直さずに済む
- 書き損じや誤字脱字を防げる
- 文字や余白をチェックできてバランスが整えられる
ボールペンで書いた後は、インクが乾くのを待ってから下書きの文字を消しゴムで消しましょう。乾かないまま消しゴムを使うと、インクが伸びて汚れてしまいます。
» 履歴書に使うボールペンの選び方や注意点
鉛筆やシャープペンシルで下書きする方法は、履歴書を手書きで作成するときにおすすめです。
見本を準備する
履歴書を書くときは見本を準備しましょう。見本を準備しておけば記載ミスを減らせます。
下記はどの企業でも使える共通項目です。見本を作っておけばさまざまな転職先の履歴書に使いまわせます。
- 名前
- 住所
- 経歴
- 資格
自己PRや志望動機は書きながら考えるのではなく、パソコンで作成してから写すのがおすすめです。頭の中が整理され、まとまりの良い文章に仕上がります。
» 転職に成功する履歴書の書き方と例文
履歴書の修正・記載ミスに関するQ&A
履歴書の修正の仕方や記載ミスに関する疑問を集めました。
Q1.消せるボールペンは使用して良い?
履歴書にフリクションなど消せるボールペンの使用はNGです。熱が加わると文字が消えてしまい、誰でも消して書き直せる状況となってしまいます。
フリクションインキは60度以上になると無色になり、マイナス10度以下になるともとの色が復元し始め、マイナス20度前後になると完全に色が戻るという特性をもっています。
PIROT
信憑性を下げてしまうため、自身の経歴を証明する重要な書類である履歴書には適しません。
» 履歴書に使うボールペンの選び方や注意点
Q2.送付してから気付いた場合はどうする?
履歴書を送付してから記載ミスに気付いた場合は、以下の手順で対処してください。
- 提出先の企業に電話またはメールで連絡
- 正しい履歴書を再度送付
上記のように対応すれば「ミスを素直に認めて対応できる」という評価を得られ、ミスの挽回に繋がります。面接前ギリギリに気付いた場合は電話またはメールで伝え、直接面接会場に正しい履歴書を持っていくのも一つの方法です。
» ビジネスメールのマナーと書き方
連絡時には謝罪の気持ちや一言を添えるのを忘れないようにしましょう。
Q3.記載ミスの許容範囲はどこまで?
記載ミスがあればすべて書き直しが基本。やむを得ない場合には二重線と訂正印で修正しますが、1箇所までが許容範囲です。
履歴書の見栄えを損なうだけでなく、あなた自身の評価が下げられ、書類選考で落とされる原因になります。
» 書類選考で落ちる履歴書の特徴と対策
Q4.履歴書のミスを見つける方法はある?(手書き)
履歴書作成時に第三者の力を借りるのも一つの方法です。第三者(家族や親しい友人)に添削してもらうと、記載ミスも発見しやすく誤りにも気付けます。
自分1人で作成したものは正しいと信じてしまい、間違いや不自然な記述があっても見つけにくいもの。周囲に力を借りられる人物がいない場合には、作成後に1日以上空けてから再度間違いがないか確認しましょう。
転職エージェントでは履歴書の添削サービスも提供しています。無料で利用できるので、自分が作成した履歴書に不安のある人へおすすめです。
» 転職エージェントおすすめランキング5選
Q5.履歴書のミスを見つける方法はある?(パソコン)
パソコンで作成しても気づかない入力ミスは発生します。ミスをしないためにも、パソコンで作成する際には文章校正ツールを使いましょう。
文章校正ツールを使えば、自己PRや志望動機部分の誤字脱字や文法の誤りをチェックでき、正しい日本語で履歴書を作成できます。無料で使える文章校正ツールは以下の通りです。
Wordにも文章校正機能があります。Wordの場合はメニューから「校閲」「スペルチェックと文章校正」を選ぶと文章校正機能を利用可能です。
» 誤字脱字のある履歴書は一文字でも落ちる
間違えた履歴書は正しい修正の仕方で対処しよう
記載ミスのある履歴書は書き直しが基本ですが、やむを得ない場合には二重線と訂正印で修正してください。正しい修正の手順は以下の通りです。
- 二重線を引く
- 訂正印を押す
- 正しい記載内容を上の余白に書く
履歴書のミスは採用に少なからず影響を与えますが、落ちると決まるわけではありません。心配な人はパソコンで作り直すなど、記載ミスのない履歴書で意欲をアピールしましょう。
採用担当者にビジネスマナーへの理解があると伝わるよう正しい修正の仕方を実践してください。
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