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- 職務経歴書の事業内容って何のために書くの?
- 事業内容の具体的な書き方が知りたい!
- 事業内容の例文を見て参考にしたい!
職務経歴書の中で、過去に在籍した会社の概要を端的に伝えるのが「事業内容」です。しかし、事業内容には決められたフォーマットがないため、何をどこまで書くか悩む方が多いです。
本記事では、職務経歴書の「事業内容」の書き方とポイントを解説します。5つの業界別例文付きで紹介するため、記事を読むことで「事業内容」の具体的な書き方が分かるはずです。
職務経歴書の事業内容は「簡潔かつ具体的に」「関連情報も合わせて」記載するのがポイントです。
過去のキャリアが具体的にイメージできる「事業内容」に仕上げて、書類選考を有利に進めましょう。
職務経歴書の「事業内容」とは
職務経歴書の「事業内容」を以下2つのポイントで解説します。
- 事業内容は「会社のプロフィール」
- 事業内容の3つの役割
事業内容は「会社のプロフィール」
職務経歴書に書く「事業内容」は、過去に所属した会社のプロフィールに当たります。株式会社D&Dを例にすると「貿易(輸入、輸出代行)業」「卸売業」のような内容です。
事業内容そのものに加え、以下のような会社の概要が伝わる情報を端的に記載しましょう。
- 資本金
- 売上高
- 従業員数
在籍した会社の主な事業内容や規模が分かることで、応募者がどのようなキャリアを歩んできたかがイメージしやすくなります。
勤務先が有名企業だとしても、採用担当者が企業の詳細を把握しているとは限りません。事業内容を書いていなければ、過去のキャリアがうまくアピールにつながらない可能性があります。
事業内容を適切に記載することで、培ってきた経験・知識を確実に伝えましょう。
業務内容(職務内容)との違い
職務経歴書には事業内容のほか、業務内容(職務内容)も記載します。事業内容は会社が手掛ける事業そのものを指すのに対し、業務内容(職務内容)は応募者個人が携わる具体的な業務を指します。
» 【見本付】職務経歴書の書き方とコツ
事業内容の3つの役割
職務経歴書の「事業内容」の役割は以下3つです。
- 知識・経験がイメージしやすくなる
- 丁寧さ・誠実さが伝わる
- 自己PRの説得力が増す
知識・経験がイメージしやすくなる
職務経歴書に「事業内容」を記載すれば、培った知識・経験をイメージしてもらいやすくなります。
職務経歴書の冒頭には「職務要約」を記載するため、読み手は応募者のキャリアの概要を把握しています。
» 職務経歴書の「職務要約」の書き方と例文
しかし、主な事業や売上高などの情報がなければ、具体的にどのような知識・経験を有するかイメージしづらいです。事業内容を分かりやすく記載することで、採用担当者に過去のキャリアや培った知識・経験をより強く印象付けられます。
丁寧さ・誠実さが伝わる
職務経歴書の「事業内容」には、応募者の丁寧さ・誠実さを伝える効果もあります。事業内容を分かりやすく簡潔に書くのは手間がかかるからです。
過去に在籍した会社でも、正確な情報を記載するには調べる必要があります。調査を怠らず、丁寧かつ正確に記載していれば好印象につながります。
事業内容が詳しく書かれていなければ、採用担当者は自分で調べなければなりません。
知りたいことがその場で分かる「事業内容」を書いて、評価アップにつなげましょう。
自己PRの説得力が増す
職務経歴書に「事業内容」を記載すれば、自己PRの説得力アップにもつながります。
自己PRでは、過去に在籍した会社での実績・経験をアピールすることが多いです。事業内容を通じて在籍した会社の売上高や従業員数が伝わっていれば、活躍の様子が具体的にイメージできます。
事業内容で会社の概要を伝え、効果的な自己PRにつなげましょう。
» 「受かる」自己PRの書き方と例文
職務経歴書の「事業内容」の書き方
職務経歴書の「事業内容」の書き方を以下2点で解説します。
- 簡潔かつ具体的に書く
- 従業員数・資本金など関連情報も記載する
事業内容は「職務経歴・業務内容」の欄の冒頭に書くのが一般的です。
職務経歴書はパソコンでの作成・手書きどちらでも構いませんが、テンプレートを使用するのが便利です。
» 【見本付】職務経歴書の書き方とコツ
簡潔かつ具体的に書く
職務経歴書の「事業内容」は簡潔かつ具体的に書きましょう。
採用担当者は届いた応募書類全てに目を通すわけではありません。ポイントが分かりづらい応募書類では、選考通過が難しくなります。
事業内容は、余計な情報を省いて簡潔に書くことが大切です。一方で大まかすぎる内容では、具体的なキャリアのイメージにつながりにくいです。
「簡潔」かつ「具体的」な事業内容に仕上げるよう意識しましょう。
従業員数・資本金など関連情報も記載する
職務経歴書の「事業内容」には、関連情報も記載しましょう。言葉通り「事業の内容」を記載するだけでは、十分な情報が伝わりません。
事業内容に記載すべき具体的な項目は以下の通りです。
- 会社の正式名称
- 主な事業内容
- 設立年
- 資本金
- 売上高
- 従業員数
事業内容や規模感を先に把握してもらうことで、自身の携わった業務内容や培った実績・経験が伝わりやすくなります。
職務経歴書の「事業内容」を書く際の3つのポイント
職務経歴書の「事業内容」を書く際のポイントは、以下3つです。
- 分からないときは公式サイトで調べる
- 転職回数が多い場合はキャリア形式にする
- 守秘義務違反にならないか確認する
分からないときは公式サイトで調べる
職務経歴書の「事業内容」で分からない情報がある場合は、必ず所属した会社の公式サイトで調べましょう。
売上高や資本金など、適当な数字を書くと採用担当者が企業情報を参照する際にバレる可能性があります。「大切な情報を適当に扱う人物」として評価ダウンにつながります。
所属した企業の事業内容が多い場合も、公式サイトのまとめ方が参考になるはずです。正しい情報を参照して、事業内容を正確に記載しましょう。
転職回数が多い場合はキャリア形式にする
転職回数が多い場合、職務経歴書はキャリア形式で記載するのがおすすめです。
職務経歴書には以下3つのフォーマットがあります。
- 編年体形式:時系列で書く
- 逆編年体形式:直近のキャリアから書く
- キャリア形式:類似する経歴ごとにまとめる
一般的なのは編年体形式ですが、複数の企業に対して事業内容・業務内容を記載すると分かりにくいです。
» 複数社に転職した場合の職務経歴書の書き方
キャリア形式なら転職回数が多くても目立たないほか、積み上げたキャリアがアピールしやすくなります。
守秘義務違反にならないか確認する
職務経歴書の「事業内容」を書く際は、守秘義務違反に要注意です。
日々の業務の中では、一般公開されていない社外秘情報に触れる機会も多いです。会社として公にしていない情報を職務経歴書に記載しないよう注意しましょう。
守秘義務違反をすると、所属した企業から訴えられるリスクがあります。採用担当者にも「情報を適切に扱えない人物」との印象を与える可能性が高いです。
事業内容に記載する情報は一般公開されているものか、必ず確認しましょう。
【5つの業界別】職務経歴書の「事業内容」の例文
職務経歴書の「事業内容」の例文を以下5つの業界別に紹介します。
- 食品メーカー
- 銀行
- 飲食店
- アパレル
- 病院
食品メーカー
職務経歴書の「事業内容」に記載する食品メーカーの例文は、以下の通りです。
〇〇株式会社 事業内容:乳製品の製造および小売店・卸店への販売
設立:XXXX年 資本金:XX百万円 売上高:XX億円(XXXX年度) 従業員数:XXXX名
銀行
職務経歴書の「事業内容」に記載する銀行の例文は、以下の通りです。
〇〇銀行 事業内容:預金・貸出・証券・為替・社債等の金融業全般
設立:XXXX年 資本金:XX百万円 売上高:XX億円(XXXX年度) 従業員数:XXXX名
飲食店
職務経歴書の「事業内容」に記載する飲食店の例文は、以下の通りです。
〇〇株式会社 事業内容:ファミリーレストラン運営、レトルト食品の製造・販売
設立:XXXX年 資本金:XX百万円 売上高:XX億円(XXXX年度) 従業員数:XXXX名
厨房のグリストラップの清掃なども行っていた経験などは、面接時などでアピールしましょう。職務経歴書の「事業内容」は簡潔に必要なことだけ記載します。
» グリストラップとは(外部サイト)
アパレル
職務経歴書の「事業内容」に記載するアパレル企業の例文は、以下の通りです。
〇〇株式会社 事業内容:婦人服・雑貨等の企画・製造および販売
設立:XXXX年 資本金:XX百万円 売上高:XX億円(XXXX年度) 従業員数:XXXX名
病院
職務経歴書の「事業内容」に記載する病院の例文は、以下の通りです。
〇〇病院 事業内容:内科、外科、泌尿器科、皮膚科
設立:XXXX年 病床数:XXX床 従業員数:医師X名、看護師X名、受付事務X名
小さいクリニックと勤怠管理システムやERPシステムを導入しているような大きい病院では書くことが異なることがあるので注意しましょう。
» 病院の勤怠管理システムとは?
» ERPとは?基幹システムとの違い
職務経歴書の「事業内容」は自己PRにつながる
職務経歴書の「事業内容」の書き方は以下の通りです。
- 簡潔かつ具体的に書く
- 従業員数・資本金など関連情報も記載する
職務経歴書の「事業内容」を書く際のポイントは以下3つです。
- 分からないときは公式サイトで調べる
- 転職回数が多い場合はキャリア形式にする
- 守秘義務違反にならないか確認する
事業内容を適切に記載すれば、培った経験・知識がイメージしてもらいやすく、自己PRにつながります。
調べる手間を惜しまず、正確な情報を分かりやすく記載して評価アップにつなげましょう。
職務経歴書の書き方に不安がある場合は、転職エージェントのキャリアアドバイザーに添削してもらうのもおすすめです。プロの視点で応募書類のチェックが受けられるほか、企業への後押しとなる推薦状も用意してもらえます。
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