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- 履歴書の得意科目欄はどのように書けばいいの?
- 自分の得意科目や得意分野が何かわからない…
- 例文を参考にして魅力的な得意科目に仕上げたい!
履歴書の得意科目・得意分野欄を上手に書けば採用担当者にアピールできます。しかし得意科目・得意分野と言われても、どのように書けばいいのかわからない人も多いです。
この記事では、履歴書の得意科目・得意分野の魅力的な書き方を解説します。記事を読めば、得意科目・得意分野に何を書けばいいか迷いません。
履歴書の得意科目・得意分野は「結論」「理由・具体例」「仕事への活かし方」の順で書きましょう。何を書けばいいかわからなくても「特になし」と書いてはいけません。
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最強の転職エージェントTOP5履歴書の得意科目・得意分野の書き方
履歴書の得意科目・得意分野は以下の順で書きましょう。採用担当者に魅力が伝わりやすくなります。
- 結論
- 理由・具体例
- 仕事への活かし方
STEP1:結論
最初に結論を述べましょう。結論を先に述べると、読み手が話の流れを理解しやすくなります。
日本語では結論を後に持っていきがちです。結論よりも先に理由を述べると「冗長表現である」「まどろっこしい」などのマイナスイメージを持たれます。
STEP2:理由・具体例
次に、結論の裏付けとなる理由や具体例を述べてください。理由や具体例を述べることで、説得力のある文章になります。
情景が想像できる表現や具体的な数字などを含めましょう。エピソードを交えて書くとわかりやすくなります。
STEP3:仕事での活かし方
最後に、得意科目・得意分野をどのように仕事へ活かしたいのか述べてください。自分の能力が仕事に活用できるイメージを読み手に想像してもらえます。
自分を採用するメリットを伝えることは大きなアピールポイントです。
» 転職に成功する履歴書の書き方【見本付】
重要な部分なので必ず仕事への活かし方を書きましょう。
履歴書の得意科目・得意分野の例文
履歴書の得意科目・得意分野の例文を紹介します。書こうと思っている科目・分野がある人は参考にしてください。
国語
私の得意科目は国語です。文章を読むのが好きで、筆者の考えを読み解くことを得意としています。読解力や理解力を活かし、お客様の意見や考えを読み取ることで貴社に貢献したいと考えております。
数学
私の得意科目は数学です。状況を把握して、論理的に答えを導くことを得意としています。論理的な思考力を活かし、貴社が抱える問題を解決に導きたいと考えております。
英語
私の得意科目は英語です。学生時代には留学経験があり、日常会話からビジネス英語まで身につけました。貴社の海外支店でも問題なく働けると自負しております。
理科(生物)
私の得意科目は生物です。学生時代には生物研究をしており、生体内での変化などに関する実験を行っておりました。仮説・検証・改善を繰り返してきた経験は、プロジェクト成功のお役に立てると考えております。
社会(歴史)
私の得意科目は歴史です。特に世界史が得意で、ものごとを広い視野で捉えられる力が身につきました。固定観念に囚われない広い視野は、貴社のプロジェクトの改善・発展に役立つと考えております。
現代社会論
私の得意科目は現代社会論です。現代社会が抱える問題の原因をデータと紐付けながら、論理的に解明していくことが好きでした。現代社会論で身につけた分析力は、貴社の問題の究明・解決に役立つと考えております。
体育
私の得意科目は体育です。学生時代にはバスケットボール部でキャプテンを務め、体育の授業でもリーダーを務める機会を頻繁にいただいておりました。学生時代に身につけたリーダーシップや協調性は、貴社の結束力を高めるお役に立てると考えております。
音楽
私の得意科目は音楽です。学生時代には吹奏楽部に所属しており、仲間とコミュニケーションを取りながら一つのものを作り上げる経験ができました。学生時代に身につけたコミュニケーション能力や協調性は、雰囲気の良い職場作りに役立てると思います。
美術
私の得意科目は美術です。自画像を描く授業ではどのようにしたら上手に表現できるか考え、試行錯誤を繰り返しながら作品を完成させました。思考力や集中力があるため、貴社のプロジェクトを成功に導ける力があると考えております。
心理学
私の得意科目は心理学です。学生時代は心理学を専攻し、人が行動する理由や感情を学んでいました。心理学を学んだ経験は人間関係を良好に築ける他、顧客心理を掴む適切な商品開発に活かせると考えております。
簿記・会計
私の得意科目は簿記です。データを分析することが好きで、大学時代は経済学部に所属していました。簿記を学んだ経験は財務表などからデータを分析して、適切な対処法を提案する手助けになると考えております。
プログラミング
私の得意科目はプログラミングです。学生時代はものを作ることが好きで、プログラミングを独学しておりました。プログラミングで身につけた論理的な思考力は、貴社が抱える問題解決のお役に立てると考えております。
デザイン系
私の得意科目は美術です。学生時代には美術部に所属しており「〇〇コンクール」にて入賞した経験があります。美術を通して身につけたものづくりに対する姿勢は、貴社の商品開発のお役に立てると考えております。
看護系・医療系
私の得意科目は看護です。人を看護することに小さい頃から興味があり、祖父の看護をしていた時期もあります。看護で身につけたホスピタリティの精神は、お客様と接する際に必ず役立つと考えております。
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最強の転職エージェントTOP5履歴書の得意科目・得意分野を考えるコツ
履歴書の得意科目・得意分野を考える方法はいくつかあります。以下の中から実践しやすい方法を探してみてください。
- 長所から考える
- 好きなことから考える
- アピールしたいことから考える
- 面接で話しやすい内容から逆算する
長所から考える
自分の長所から得意科目・得意分野を考えてみましょう。「長所=得意」とも考えられるので、イメージしやすくなります。
長所が「協調性があること」の場合、チームスポーツを行う「体育」が得意であると説明すれば説得力が増します。
» 好印象な履歴書の長所・短所の書き方
好きなことから考える
自分の好きなことから得意科目・得意分野を考えてみてください。好きなことは得意である可能性も高いからです。好きなことが「読書」の場合「国語」が得意と言えます。
「人の心情の変化に敏感である=共感力が高い」とアピールできるはずです。
アピールしたいことから考える
企業にアピールしたいことから得意科目・得意分野を考えましょう。企業にマッチする得意科目・得意分野を書ければ、採用の可能性を上げられます。
- 国際関係の仕事に就きたい:語学
- 営業の仕事に就きたい:心理学
- 保育士になりたい:音楽・体育
- 医療事務の仕事に就きたい:簿記・会計
アピールしたいからといっても嘘はいけません。自分の得意科目・得意分野の中から考えてください。
» 履歴書・職務経歴書に嘘はいけない理由
面接で話しやすい内容から逆算する
面接で話題になりやすい内容を考えて書くのも一つの方法です。面接で話が盛り上がれば、コミュニケーション能力が高いと判断される可能性があります。「韓国語」や「心理学」など、珍しい科目・分野が得意なら書いてみましょう。
面接官が興味を持ち、話を振ってくれやすくなります。
履歴書の得意科目・得意分野がわからない場合の対処法
得意科目や得意分野がわからない人は以下の対処法を試してください。自分では気づかなかった得意科目・得意分野に気がつく可能性があります。
- 成績表から探す
- 周囲の人に相談する
- 苦手意識のない科目・分野を探す
- 得意科目・得意分野欄のない履歴書を使う
- 努力した科目から考える
- 得意な語学から考える
成績表から探す
学生時代の成績表があれば確認してみてください。成績上位の科目は得意と言えます。
成績の良かった科目は時間が経つと忘れてしまうものです。成績表は数値化されており、一目で見つけやすいメリットがあります。
成績上位科目の中から勉強時に工夫したものなど、文章でアピールしやすい科目をピックアップしましょう。
周囲の人に相談する
得意科目・得意分野が思い浮かばない場合は、家族や友人、先生など周囲の人に相談してみてください。自分では自覚がなくても、幼少期からの習慣や授業態度などからヒントをくれる可能性があります。
相談する人が周りにいない場合は、転職エージェントの利用もおすすめです。転職エージェントでは面談によってあなたの強みを見出してくれます。
» おすすめ転職エージェントランキング
多角的な視点から考えてみる意味でも周囲の人への相談は有効です。
苦手意識のない科目・分野を探す
苦手意識がないものを選ぶのも一つの方法です。苦手意識がない科目・分野には得意な可能性があります。
以下のようなケースがないか思い出してみましょう。
- 勉強を苦痛に感じなかった
- 勉強しなくても平均以上の成績をとれた
消去法的に得意科目・得意分野を選ぶことも有効です。
得意科目・得意分野欄のない履歴書を使う
得意科目・得意分野がどうしても思い浮かばない場合は、履歴書の形式を変えましょう。得意科目・得意分野欄のない履歴書を使えば、考える必要はありません。
応募企業から指定がなければ、履歴書は何を使っても大丈夫です。自分の魅力を最大限に伝えられる履歴書を使いましょう。
» 内定をつかむ履歴書の種類の選び方
履歴書は自作してもOK
理想的な履歴書が見つからなければ自作してもOKです。自作すれば自分に有利な項目を目立たせられます。
» 履歴書を自作するメリットと作り方
努力した科目から考える
努力した科目から履歴書に書く内容を考えるのも一つの方法です。努力した事実は評価されやすくなります。
好きな科目を書いても評価はされません。「好き=得意」ではないからです。しかし努力した事実をアピールすれば、得意とは言えなくても評価されます。
得意な語学から考える
得意としている語学から履歴書に書く内容を考えてみましょう。語学力はアピールポイントになりやすいです。
語学を履歴書の得意科目・得意分野欄に記載する際、書くべき内容は以下の通りです。
- 何の語学を学んだのか
- なぜその語学を学んだのか
- どのようのその語学を学んだのか
学生時代に学んだ語学があれば、得意科目・得意分野欄に記載する候補として考えてみてください。
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最強の転職エージェントTOP5履歴書の得意科目・得意分野の注意点
履歴書の得意科目・得意分野を書く際には注意点があります。以下の6つを押さえて、採用担当者に悪い印象を与えないようにしましょう。
- 「特になし」はNG
- たくさん書きすぎない
- 専門用語の使用は避ける
- 概要だけを述べるのはNG
- 「好き」と「得意」を混同させない
- 履歴書全体で矛盾する内容を書かない
「特になし」はNG
履歴書の得意科目・得意分野欄に「特になし」と書くのはNGです。「特になし」と書くと企業に対する熱意や誠実性を疑われます。
履歴書は他の応募者との違いや自身の能力をアピールするための書類。企業に採用されるために履歴書を書いています。「この応募者はやる気がないんだな」「仕事も適当にやるんだろうな」などと思われてはいけません。
» 履歴書に空欄はNGな理由と対処法
すぐに内容が思いつかないなら、時間をかけて考えたり書き方を工夫したりしてみましょう。
たくさん書きすぎない
得意な科目・分野がたくさんあっても、すべて書くのはいけません。たくさん書いてしまうと、どのような人材なのかわかりにくく印象に残りづらくなります。
得意科目・得意分野は一つに絞りましょう。文章はダラダラと長くせず、コンパクトにまとめてください。
» 簡単!履歴書をきれいに書く方法
専門用語の使用は避ける
履歴書内で専門用語の使用はできるだけ避けましょう。専門用語を多用すると伝えたい情報がうまく伝わらない可能性があります。
履歴書は自身の情報をわかりやすく企業に伝えるための書類です。誰にでもわかる言葉で書くことを意識してください。
専門用語を使用すれば「知識をアピールできる」と考えるのは間違いです。
概要だけを述べるのはNG
得意科目・得意分野の概要だけ述べるのはいけません。概要だけでは採用担当者に魅力が何も伝わらないからです。
得意科目・得意分野には必ず「理由・具体例」「仕事への活かし方」まで書きましょう。企業に採用するメリットを感じさせなければ採用の可能性は低くなります。
» 転職が成功する企業研究のやり方
「好き」と「得意」を混同させない
ただ好きなことを得意科目・得意分野に書くのはやめましょう。好きと得意は違います。「音楽」が好きでも、楽器が弾けなかったり歌がうまくなかったりすれば得意科目とは言えません。
ただし、好きなことが得意である可能性は高いです。好きでも得意かわからない内容は、一度周りに聞いて確認してみてください。
履歴書全体で矛盾する内容を書かない
履歴書全体を通して矛盾する内容を書いてはいけません。矛盾する内容を書くと信頼性を失います。
自己PRには「やり遂げる力がある」と書いてあるのに、得意科目の具体例で「途中で〇〇に変更して〜」などと書くのはNGです。嘘をついていると思われて印象が悪くなります。
» 転職に成功する自己PRの書き方と例文
履歴書は全体を通して一貫性のある内容に仕上げましょう。
履歴書に得意科目・得意分野を書く理由
履歴書に得意科目・得意分野を書く理由は3つです。得意科目・得意分野を理解して履歴書を作成しましょう。
- 人柄や個性を見る
- 仕事内容への適正を判断する
- 学業への取り組み方を見る
人柄や個性を見る
採用担当者は履歴書の得意科目・得意分野から人柄・個性を見ています。優秀であることはもちろん、一緒に働きたいと思う人を企業は採用するからです。
採用担当者は得意科目から以下のように想像します。
- 体育:活発で明るい人
- 数学:論理的で落ち着いた人
- 会計:真面目で誠実な人
採用後は毎日顔を合わせることになるため、応募者の内面性は重要なポイントです。実際に仕事をする際、応募者がどのようにふるまうのかを想像しています。
印象付けたい性格に関連性のある科目・分野を選ぶのもおすすめです。
仕事内容への適正を判断する
採用担当者は応募者の得意科目・得意分野から、仕事内容への適性も判断します。学業を通して身につけた専門性が入社後の仕事に活かせるものであれば、会社としてはメリットになるからです。
得意科目が「語学」の場合、海外とのやりとりがある企業でも業務をやり遂げる能力があると判断されやすくなります。
応募者にとっても仕事へのやりがいや興味につながります。得意科目・得意分野から仕事内容の適性を考えることは重要です。
学業への取り組み方を見る
採用担当者は応募者がどのように学業に取り組んできたかも見ています。学業への取り組み方を通して、応募者が入社後どのように新しい仕事と向き合うのか想像できるからです。
以下を例とした場合、企業に対して「不得意な仕事に対しても諦めずに工夫しながら取り組める」と印象づけられます。
- 得意科目
- 体育
- エピソード
- スポーツをする中で不得意な点の原因を考え、試行錯誤して改善に努めた
なぜ得意なのか勉強過程などを詳しく説明できると企業側も納得できます。
履歴書の得意科目・得意分野で採用担当者にアピールしよう
履歴書の得意科目・得意分野で魅力をアピールできれば、転職成功の可能性は広がります。以下の順で書き、わかりやすく伝えてください。
- 結論
- 理由・具体例
- 仕事への活かし方
書くことがわからなくても「特になし」と書いてはいけません。書くことが思いつかない場合は以下の方法を試しましょう。
- 成績表から探す
- 周囲の人に相談する
- 苦手意識のない科目・分野を探す
- 得意科目・得意分野欄のない履歴書を使う
- 努力した科目から考える
- 得意な語学から考える
履歴書には得意科目・得意分野以外にも重要な項目があります。以下の記事で解説しているので、転職を成功させたい人は参考にしてください。
» 転職に成功する履歴書の書き方と見本
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