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今回は「株式会社Allesgood」の代表である勝見様にお話を伺いました。株式会社Allesgoodは2020年10月に設立され、2021年5月よりSNS型の就活サイト「エシカル就活」を運営しています。
インタビューでは「仕事を探す上で重要なポイント」や「人事担当者が見る書類選考のポイント」も伺いました。ぜひ就職活動や転職活動に役立ててください。
【エシカル就活】株式会社Allesgoodの勝見様にインタビュー
まずは株式会社Allesgoodが運営する就活サイト「エシカル就活」について詳しく伺いました。
「エシカル就活」とは?
気候変動やジェンダー、地方創生など、社会課題のカテゴリーから学生が企業を探せる採用サービス「エシカル就活」を運営しております。
企業 | 40社 |
学生 | 2.400名 |
企業のサステナビリティの取り組みをデータベースとして、学生に情報を届けています。その情報から学生は、企業に対してエントリーできます。
サステナビリティとは「持続可能性」を指します。
企業の採用担当者と、弊社に登録していただいている2,400名の学生をマッチング。ダイレクトメッセージを通じてコミュニケーションが取れる、いわゆる「採用のSNS」です。
「エシカル就活」の対応エリアは?
日本だけでなく、海外の大学生にも登録してもらっています。基本的に日本語のみの展開です。ただ、外国の留学生や、外国の大学に正規で留学した日本人の方にも登録してもらっています。
特に関東圏などと決まっているわけではありません。全国で登録していただけるサービスです。
「エシカル就活」ができるまでの背景
今、高千穂大学の5年生で、学生起業して2期目です。もともと2年前に自分自身が就職活動してるときに、SDGsや社会課題から企業を探すことがなかなかできず、非常に苦労しました。自分自身が欲しかったプロダクトを愚直に作った、というのが背景です。
SDGsとは?
SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは「Sustainable Development Goals」の略称。「持続可能な開発目標」という意味。
僕の周りにも「社会課題の切り口から就活をしたい」という方が多くいました。もともとこのプロダクトを作る前に、デモで社会課題に取り組んでいる企業と学生でイベントを開催。脱炭素と言われる気候変動をテーマにイベントをやってみたところ、150名ぐらいの学生が一気に集まり、非常に好評でした。
「気候変動という切り口から企業を見つけるとは思わなかった」など、本当にありがたいお声をいただきました。実際に企業と学生が気候変動というテーマでマッチングして、内定も出ています。
これをもっと大衆化して多くの学生を企業担当者と繋げられないかと思い、スタートしたのが背景です。
「エシカル就活」の強みは?
我々の「エシカル就活」というプロダクトのコンセプトは、サステナビリティに取り組んでいる厳選された企業と学生によるマッチングです。
SDGsはバッジを付けるなど、免罪符化しつつあります。蓋を開けてみると、実働が伴っていない企業さんが多いです。
要は、広報やPRのような文脈でSDGsと言っている場合があります。その中でも本当に取り組んでいる企業だけを、我々が厳選しています。
どのように厳選しているかというと、国連やユネスコと提携したり、大学教授や専門家の方々、有識者を巻き込んだりしています。どの企業でも入れるわけではなく、本当に厳選された企業だけでしか形成していないのが我々の差別化要因であり、1番の競合優位性です。
他の就活媒体や転職媒体が明日から「SDGsやります」と言っても、本質的課題解決にはなりません。もともと自分自身が2年前に就活をしていたとき、そのように言ってるだけの企業が多すぎました。
企業選びができなかったという原体験から、エシカルというところに対して本当に取り組んでいる企業さんだけを厳選しています。
就職・転職するポイント
続いて、就職サイト「エシカル就活」を運営する勝見様から、就職や転職時のポイントについて伺いました。今後の仕事選びの参考にしてください。
仕事を探す上で重要なポイントは?
キャリアの考えで言われるのは「名詞」と「動詞」です。例えば、刀の森岡さん(株式会社刀代表取締役CEO)が言っているのですが「サッカーが好き」ではなくて「サッカーの何が好きか」のような文脈です。
要は「名詞だよね、サッカーは」と。「名詞」ではなくて「動詞」で考えてほしい。
どういうことかというと「サッカーをするのが好き」なのか「プレイするのが好き」なのか「サッカーの戦術を考えるのが好き」なのか、それとも「サッカーを見るのが好き」なのか。好きなカテゴリが非常に大事です。
例えば、社会課題の中でも「気候変動」というテーマと「気候変動の何がいいのか」。例えば「気候変動を伝える仕事(PRやマーケティング)」が好きなのか。それとも「気候変動の解決策を考える」のが好きなのか。
キャリアという軸とカテゴリの掛け算を自分の中で明確にすることが、ご自身の働きたい企業や業種・業態を見つかる一つの手段だと思います。
日本は新卒一括採用なので難しい面はあるのですが、今は業種に「名詞」の部分がありません。要は社会課題の「気候変動を〜」と言っても「気候変動」で企業が見つかりません。そこの部分を可視化させているのがエシカル就活です。
やりたいことが見つからないときどうする?
多くの方がいろいろな接点を持っていると思っています。「好き」から何かやりたいことを見つけるのが、1番明確だと思います。
例えば、ゲームが好きな方。「ゲームをする」のが好きなのか、それとも「ゲームで何かを達成する」のが好きなのか。いろいろ細分化されていくと思っています。
「やりたいことが分かりません」という方は、基本的に自分の好きなことを明確化させて、そこから、その「好き」がどのように因数分解すると、最終的に「これが好き」へたどり着くかを分析できるのがいいと思っています。
「飲みが好きです」の場合、以下のようにいろいろあると思います。
- 飲むのが好き
- 飲む周りにいる人達と一緒にいるのが好き
- コミュニティが好き
- お酒の種類が好き
- ワインが好き
- なんでワインが好きなんだっけ
- 生産過程が好き
自分の「好き」から細分化して、本当に自分の「動詞」に行き着くのが、会社選びやキャリアにおいて大事な考えだと個人的に思っています。
書類選考を突破する上で重要なことは?
書類選考で大事なのは「いかに差別化を図れるか」だと思います。僕も経験したことがありますが、人事の担当者は多くのエントリーシート(ES)を読んでいます。そのため、型で集めてくるESには疲れてしまいます。
大事なことは、その人の「好き」に対してどれくらい熱量がESにこもっているかだと思います。戻ってしまうのですが「好き」をどれくらい因数分解できているかという話です。
その人のユーモアがすごく大事だと思います。そのESを見たときに、単刀直入に言うと「ワクワクするかしないか」だと思います。
もちろん、たくさんの経歴があるのは良いと思いますが、結局は「ワクワクするかしないか」です。採用担当も人間なので「あ、この人と一緒に働きたいな」と思うか思わないかだと思います。
自分で書き終わった後に見て「なんかワクワクするな」って思ったなら、それは合格。自分の中でも素晴らしいESだと思います。
具体的なノウハウや勝ち方は「ES必勝本」みたいなものを読めばいいのですが、みんながその本を買ってみんながそれを書いたら同じです。
競合優位性をどのように築くかでいうと「ワクワクするかしないか」です。そこにはその人だけの書き方があると思っています。他と同じことを書かないのが大事だと思います。
履歴書で特に見るポイントは?
自己PRが結構あると思います。「どれだけこの人メタ認知できてるかな」という部分です。
強みも弱みも自己理解して、その中で「だけど私はこうなんです」のような、日本人が1番弱い自己肯定感のような部分は大事だと思います。
株式会社Allesgoodの今後の展望
この3年でサステナビリティ就活市場のトップになるのが一つです。一流の学生、世界を変革する学生の採用インフラになるのが目標。
同時に弊社のミッションは、産業界のSXを加速させること。SXが何かというと「サステナビリティ・トランスフォーメーション」。僕らのミッションは基本的に就活マッチングではなく、産業界をどれだけサステナビリティに変革できるかです。
ミッションを達成するために「人・もの・金・情報」の中でもっともプライオリティの高い「人」というアセットを使い、事業を通じて社会変革しています。我々のミッションは「エシカル就活」をよりサステナビリティのインフラにしていくことです。
僕らは「強い握手」と言っていますが、本当にサステナビリティに取り組んでいる企業さんと、そこをやりたいという優秀な学生さんを力強く結びます。その部分が、今後やっていきたいポイントです。
株式会社Allesgoodの概要
会社名 | 株式会社Allesgood |
設立 | 2020年11月 |
代表取締役 | 勝見仁泰 |
事業内容 | 「エシカル就活」の運営 |